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"共感"が生まれる つながりに気づくこと part1

わたしが相手の話を聴くときにできるだけ意識するようにしていることは「共感をもって聴く」ということ。

それは「うんうん、わかるわかる~」と同調する感じとは違い、まずは相手の話を受け取る。相手が"いまとにかく話したい"と思っていることを話しきったかな(一呼吸を入れたり、表情の変化を見て)と思ったときに、今度は私は口を開く。


「なんで私の話は聴いてもらえないんだろう」

そんな感覚をもったのはおそらく幼少期。

6つと7つ離れる姉たちと両親が話す会話に、幼い私はなかなか入れない。真面目に聞いてもらえない、だけど会話に入りたい。

考え始めると、日常のなかで自分の話を十分に聴いてもらえる機会ってなんて少ないんだろうと思う。もはや"相手は私の話なんてきっと真剣には聴いてない"というあきらめみたいなものもある。

いや、本来的には"真剣に聴いてもらう"ことも、"共感してもらう"ことも本当の願いではない。シンプルに「ただ話し、ただ聴いてもらう」という体験が少なすぎることへの虚しさか。

まずはその体験があること。そこから相手が必要とするなら、共感やアドバイスにつながっていく。

「共感をもって聴く」ということを私はいつもできているわけではない。できないことも多くて、たくさん失敗したり、後悔したり。"傾聴が大切"なんて小学校の頃から言われていたこと。

その余裕を少しでも持てるように、特にすみとカフェにいるときのお客さんとの接し方や親しい人たちが来てくれたときには大切にしている。

やっぱり聴く側も心に余裕がないと難しいので、カフェを開けるときは、できるだけ深い呼吸で。ひとしきりお客さんがきて、一人になったら、ふぅ~っと大きく深呼吸。お皿洗い済ませて、またひと呼吸。それだけでなんだかすっきりする感覚がある。

そして自分自身も、安心して話を聴いてもらえる存在をつくること。理想はつくろうとするのではなく、相手に対して自分が大切にしていたこと(ここでは共感をもって聴く)が、自然と相手から自分に返ってくること。

すみとカフェにいると、必要なときに必要なひとが訪れ、会いたいと思ったときに会いたいひとが現れてくれる場所な気がする。


先日、アヤシイ社会活動家 藤原ひろのぶさんの講演を聴いた。

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テーマは「ぼくらの地球の治し方」

カフェを始めて、今まで以上にごみ問題など環境のことが気になり始めた。最近は何かのきっかけになればと、お店にエコカップやエコストローなどを導入。先日はメディアでも取り上げていただいた。

藤原さんのお話、分野としては環境問題に区分されるのだろうが、私たち一人ひとりの在り方の話。それは"共感"そして"つながり"の話だった。

そこで感じたこと、詳しくはまた次のブログにて。

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