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漫画は読書に入りますか?


何度も言いますが、このブログは一年の総まとめに書いているのかというくらい時間が空きます。

最近のあたしは漫画にどハマリし、オタ活というものをはじめ充実しております。

元々漫画やアニメも割と観る方でしたが、どっぷりハマったのは初めてかも。

それがこちら。

ゴールデンカムイ 野田サトル

完結前には全話無料公開もしてました。始まった当初から何話か読んではいたのですが、基本的に完結されたものを一気見したい性分でして、そのまま忘れてたんですよね。(連載を毎週買うというのはしたことがないです)

それで、完結する!無料公開!とあって読み始めたらこれがまぁ…どっぷり。

無料公開中に3周はしたかなぁ。それくらい面白いし深いんです。

あらすじとして、明治が舞台で戦地では不死身と呼ばれていた男がアイヌの少女と手を組んで、金塊を探すお話です。感情闇鍋ウエスタンというキャッチコピー?がついているくらい情緒ぶっ飛びます。深すぎるッ!
登場人物の1人1人の背景がすごいのもあるし、緻密にストーリーが構成されていて、なおかつ現実も組み込まれているから凄い。なんでこんなストーリー思いつくんだ?と腹立つくらいです。(情緒不安定)
もちろん全巻買いましたし、なんなら本棚の一段がゴールデンカムイの神棚(カムイだけに。カムイはアイヌ語で神)になってます。グッズやらなんやらで。

アニメは4期が10月から放送。現在止まってしまっていますが、1期から3期まで7周はしました。誇張なしで。面白いから繰り返し観ているっていうのもあるのですが、観るほど理解が深まるんですよね…。

基本、小説に関しては躊躇なく購入すること・手元に残すことにしているのですが、漫画に関しては電子で読むかレンタルしてたんです。今まで単行本を買った漫画もあったのですが、大抵1回読めば読み返すことがなかった&売っていたので、もう漫画は買わなくていいかと思ってました。でもゴールデンカムイと出会って、自分の子供がもしできた時に読んでほしいと思えるものは手元に残そうと思いました。なので、漫画に関しては次の世代に読んでほしいものは買うことにしました。

話が逸れますが、あたしは決めていることがありまして。

"あたしが死んだ時には持っている書籍は寄付してほしい" 

"欲しい人がいれば友人に、残りは児童施設と図書館に"

これは旦那に伝えてあります。児童施設に寄付してほしいのは、子供たちが確実に、疑うことなく時代の主役だから。あたしは子供が苦手ですが、でもその子たちが確実に次の担い手なんですよね。だから小さい時から本を読んで欲しい、本を好きになって欲しいと思ってます。

漫画は特に子供でも読みやすいですし。だから遺したいというワガママです。

話が戻りますが、最近読んだ漫画でもう一つ遺したいものが。

チ。-地球の運動について-     魚豊

最初タイトルを知った時、どういう話?と疑問だったのですが、読んでいくうちになんとも言えない気持ちになりました。

この漫画は凄いの一言。
まじで感想これです。

あらすじは、天動説が主として信じられている宗教が信仰され、地動説が異端とされている国で、地動説に魅入られ守ろうとする人達の話です。

?ですよね。わかります。
あたしも地動説やら天文学は全くです。水金地火木…が言えるくらいです。

でも読みながらのめり込みました。
この漫画の凄いところは、明確な主人公がいないんですよね。それぞれの章、それぞれの時代にメインの人物がいるんです。一貫してこれが主人公!というのがない。

だからこそいかに弾圧されながらも研究することが難しいのか、危険を冒しながら続けるべきものなのか、その原動力が何なのか、何より託すということが大切なのかがわかります。

チ。には名言もたくさん出てくるんですけど、あたしが特に感動したのが

迷って。きっと迷いの中に倫理がある。

というセリフ。あたしの頭じゃ上手く言葉に出来ないけど、なんか勇気を貰えたんですよね。

あたしは何かを研究してないし、めちゃめちゃ博学なわけでもない、ただのOLで少し他の人より本が好きなだけ。でもきっとあたしより本が好きな人はたくさんいて、その人たちからしたらあたしなんてまだまだで…とにかく挙げたらキリがないくらいド凡人なんですよ。でもきっと世の中の大半がそういう人だろうし、秀でた人のが少ないと思うんです。そう信じたいだけかもしれないけど。

何が言いたいのかいよいよわからなくなってきた。とにかくこの感動を残したい。それだけです。

そもそもこのnoteはあたしの備忘録だから…と言い訳を。

でも凄いのは確かなので読んでほしいです。

おススメの漫画の記録でした。
ところで、漫画は読書に入ります?

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