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子どもがトーマスランドに行きたがるのは『不要不急』なのか。

うちの長男、3歳なんですけど。
きかんしゃトーマスが好きなんですね。
Tシャツもズボンも靴下もサンダルもカバンも、何から何までトーマス。
おかげで、我ら夫婦もトーマスに大変詳しくなりました。


トーマスランドという施設が、富士急ハイランド内にあります。


トーマスに乗って彼らの世界をグルっと回れたり、機関車の中に入って汽笛を鳴らせたり、そういうのがある子供向け遊園地。
トーマス好きからすれば天国のようなところです。
うちの長男、行きたがってます。

去年、GOTOトラベル使って一回行ったんですよね。
長男は当時2歳で、トーマス熱が最高潮の時。
まだまだわからないことが多いながらも、大変に楽しんでいました。

でも、心残りが一つだけ。
それは、『ロックンロールダンカン』という子供向けジェットコースターに、年齢制限で乗れなかったこと。3歳から乗れますよ、ってやつ。
めっちゃ乗りたがって泣いて泣いて、「3歳になったらまた来よう!」って必死になだめすかして、どうにか納得させて帰ったことを覚えています。


彼は、当時よりトーマス熱が冷めているものの、約束は覚えているようです。
ふとした瞬間に、
「3歳になったから、ダンカン乗れるもんね!」と。


すげー胸が痛い。
だって、彼がトーマスが好きでいるうちじゃないと、トーマスランドは最大限楽しめないわけですよ。
それって、きっとそんなに長い期間じゃない。半年後とかにはトーマス(笑)ってなってる可能性も大いにあります。
彼にとって、『トーマスが好きであり、ダンカンに乗って楽しめる』時期は、今しか無いかもしれない。
それを、「不要不急だから」と一言で片付けていいものなのでしょうか。


まぁ、行きませんけどね。
曲がりなりにも医療従事者なので、現状の深刻さは理解しています。
コロナの感染拡大が抑えられ、緊急事態宣言が解除されるまでは、おとなしくしているつもりです。

でもなぁ。
これで子どもがトーマスに飽きてしまおうものなら、「あの時、約束したのに連れてってあげれなかったなぁ…」って後悔をしばらく抱えることになると思います。めっちゃ辛い。


頼むから、飽きないでくれ。
そう願いながら、今日も僕は彼にトーマスを着せるのだ。

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