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家族に、女性が好きだとカミングアウトしたときのお話

みなさんこんにちは、いかがお過ごしですか?
今回のお話はカミングアウトストーリー家族編です。
今日は前半として、私のカミングアウトストーリーをお話しします。
後半では、カミングアウトされた家族の方へのアドバイスをお話しします。

私の家族
私の場合、家族ととても仲がいいです。
愛情深い家族で、「MARIちゃんならなんでもありだよね」と受け入れてくれる家族です。

最初にカミングアウトしたのは母
最初にカミングアウトしたのは、いつも何でも相談する母です。
私がカミングアウトした際、まず母は心配しました。
でも、心配をしたのは、女性を好きになったことではありませんでした。
母が心配していたのは、私が大学院の期末試験直前だったにも関わらず、電話口で恋愛の話しかしなかったからです。女性が好きになったことは心配されず、試験の準備を心配されて終わりました

画像1次は妹
ディズニーシーで遊んでいたときに妹に、「私が今好きな人だよ」と写真を見せました。「へー。」で終わったので、
「女性だよ?」と言ったら、
「うん、わかるよ。」と言われたので、
「驚かないの?」と聞いたら、
「茉莉ちゃんならなんでもありだよね」で終わりました。

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父と弟
レストランで食事をしていたときに、妹に見せたのと同じように写真を見せたところ、「女性だよね?」という確認がありました。
「そうだよ。」と返したところ、「へー。」で終わりました。
結果、家族が驚かないことに私が驚くという結果になりました

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彼女を実家に連れて行った日
初めての経験だったので、さすがに少し緊張しました。私の彼女はだいぶ年上だけど、交際相手の彼女の両親に挨拶しに行ったことがないので、彼女もものすごく緊張していました。
でもみんなでご飯を食べて一気に仲良くなって、すぐに打ち解けていて、とても嬉しかったです。
その後も一緒に旅行に行ったり、コンサートに行ったり、歌舞伎を見に行ったりして、お互いに仲良くしてくれてほんとに嬉しいです。

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大喧嘩になったときも
そんな、私のありのままを受け入れてくれる家族ですが、一度だけ大喧嘩をしたことがあります。それは私が両親に、「私の彼女と結婚したい」と伝えたときです。
既にその当時は私の両親と彼女は仲が良かったので、ショックでした。
理由を聞くと、私がこどもをとても欲しがっているので、子どもを持つ夢が叶えられないのではという心配をしたようです。
そのため、「今はテクノロジーが進歩していて、私も妊娠できるよ」という話をすると納得したようです。
当時は予想外だし、拒絶されたような気分で、とっても悲しんでいました。でもそのときに、
「茉莉ちゃんのご家族には私にとっても大切な方たちだからちゃんと納得してほしいい。私たちのことを認めてもらって祝福してほしいから、認めてもらえるよう頑張るよ」
って言ってくれた彼女はとってもかっこよくて惚れ直しました。
今では、私の両親も、私の彼女は家族の一員だと言ってくれています。

私は家族にありのままの私を受け入れてもらえたので、とても幸せです。
一方で、全員が家族にカミングアウトをできる環境にいらっしゃらないことも理解しています。

私の友達でも、
「茉莉ちゃんが女性が好きなのはいいんだけど、私のお姉ちゃんが女性を好きって言ったら困るな。」って言っていました。理由を聞いたら、
「私のお姉ちゃんが女性を好きって言ったら、それは他人事じゃなくなるから」って言っていました。
LGBTに対して理解はするけど、自分の家族にいたら困るという方もまだまだいらっしゃるんだなと思います。

LGBT当事者の方々に対して言いたいこと:
家族に理解されなくても、受け入れられなくても、ありのままのあなたを受け入れてくれる方は必ずいます

後半では、家族からカミングアウトされたら?についてお話しします。

YouTubeもぜひ!
【日本語版】
https://www.youtube.com/watch?v=w1aMPPAD9Cc&t=2s
【英語版】
https://www.youtube.com/watch?v=PC0BOd7G30Q&t=2s

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