ぞなむやか連体形こそ🪱然形

梅雨が始まる前か後かの話。
降り続いた雨が明けたある日、家を出るとミミズが乾涸びてた。2匹も。
洗濯物を干そうとベランダに出てみると、またミミズが乾涸びてた。2匹も。
どのミミズも一様に、雨の中自分の家に向かって避難しようとしたが途中で行き耐えたように見えて怖くなった。

晴れたので、散歩した。
30分散歩して、乾涸びたミミズを3匹見た。
およそ2キロの道のりに3匹。

うちの周り、乾涸びが気持ち多いかもしれない。
もし、うちの周りのオゾン層がほとんど無くなってるならば、紫外線が強すぎるだろうけど。(推量)


東京に住み始めて約8年。
東京なのに、緑のある生活をしてる事に満足してきた。こんなに緑に触れられて自分は素敵な生活を送っているんだ。得した気分だったし、アイデンティティすら感じてきた。


なにより、家の入り口と出口の目の前で多めに亡くなっているのはなんか怖い。
なんか怖くなって、ネットで「みみず 大量死」を調べてみた。(4匹以上は大量に該当するだろうか、いやそうに違いない)(反語)
スピリチュアル的にはよくないことの前触れ、と書いてあった。

最近、ダイエットも順調だし、自炊もしてるし、コンビニスイーツを買い込みすぎないし、服も必要以上に買ってない。(お酒の失敗はしていないはずだ、いやそうではないかもしれない)

ただ、考えれば考えるほど本当になんでもないのだろうか(反語ではなく、ここは疑問)


怖くなって、外出せず家の中でうずくまっていた。考えるのも嫌になり、必要最低限の用事以外、家から出ずそうしているうちにカーペットが体型に凹んでままになってきた。
電車で座ったときに前の人の温もりを感じるやつの自分ん家バージョンみたいでもっと気分が落ちた。目に焼きつきいた狭いワンルームの風景に嫌気がさしてきた。

どうにやならんかと、部屋の中で座ったことのない場所を探してみたらどうか(適当)
そんな声が聞こえた気がして、クローゼットの前に座ってみた。
こんなに狭くて何年も住んでいる部屋なのに、初見の風景といまだ座ったことのない場所があったとは。
あったとは。って書いたけど、考えた瞬間すぐ思い浮かんでそれはそれで家の狭さを思い知らされて嫌だったけど。
だったけど、ちょびっと嬉しかった。

みみずの死はスピリチュアル的には不吉らしいけど、まあ、あの子達なりに身をもってボッーとすんなよって伝えてくれてるんだと思い込むことに決めた。(断定)

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