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大勢の人の意見を取りまとめるツール『Aska』

今回は弊社が運営しているアンケートシステム『Aska』のご紹介です。

アンケートって、ちょっとしたものなら実施するのは簡単だし、手法も大昔に確立されていて「今さら?」と思うかもしれません。

確かにアンケートは古くからあります。

でも郵送調査から電話調査、ウェブ調査へと、案外20年〜40年くらいの間隔で大きな変革が起きています
そしてウェブ調査が出現してからもう20年ほど経っています。

スマホやSNSが普及してAIが勃興して、炎上などが問題となっている時代に、大勢の人の意見を取りまとめる技術が停滞するはずがありません。

この記事で、皆さんの視野が広がれば幸いです。

では始めていきましょう。

選択式と記述式の融合形式 ーSNS形式ー


ひと言でいうとAskaは、選択式と自由記述式の融合形式アンケートシステムです。

ウェブアプリになっています。
アンケート回答者は、サインインもアカウント登録も不要です。

選択式(主催者が用意した回答候補から回答者が選択する調査形式):
一見すると作るのも答えるのも簡単ですが、回答者の自由度が小さいため、質問票を慎重に作る必要があるだけでなく、回答者にとっても退屈な作業になりがちです。
自由記述式(回答者が自由に作文をして回答できる調査形式):
回答者の自由度が高い方式ですが、素朴に実施すると定量的な分析が困難だったり、記述することの労働コストが高いという問題があります。

融合形式とは、こういうことです。

ある質問に対し回答者は、いくらかの回答が選択肢としてランダムに提示されます。
その中から該当するものをすべて選択(「いいね」)します。
そして、もし選択肢の中に該当するものがなかったり、それ以外の回答をしたい場合は自由記述形式で独自回答を投稿できます。
投稿された回答は以降の回答者には選択肢として提示されます。

なんだか見慣れた画面構成だと思いませんか?

そう、操作としてはほぼX(旧 Twitter)などのSNSと同じです。
融合形式のアンケートというのは、ユーザー(回答者)の操作だけ見れば「小さなSNS」です

それだけ?と思われるかと思いますが、基本はこれだけです。簡単です。

この形式の良さは、回答者が自由に記述できる柔軟さを持っていながら、選択回答で済ませられる場合には記述する必要がないという点で、従来の2つの調査法の欠点を克服していることにあります。

Askaではこの融合形式以外にも、いわゆる普通の調査形式も実装してあります。

実際の回答動作

実際に操作している様子を見た方が分かりやすいかもしれません。

回答者向けに説明動画を作ってあるので貼っておきます。
(現在はUIが微妙に変わっていますが…)

回答者側については以上です。

管理者ダッシュボード

管理者側は、回答の収集状況をダッシュボードで確認できます。

不正回答を非表示にしたり(回答者に提示されなくなる)、募集を締め切ったりの操作も可能です。

QRコードもここから取れるので、オフラインでの告知にもご利用ください。

回答パターンの可視化

Askaでは、回答者の回答パターン("いいね"のパターン)が取得できています。
データ形式としては、複数選択可能な選択式アンケートと同じです。
これを可視化することで分析が可能となっています。

下図は「サンキー花束ダイアグラム」と名付けている可視化です。
(Askaで収集したデータじゃなくても、複数選択質問全般で有用です)

Sankey花束ダイアグラムー 各回答文(左)に対して同じ回答パターンを持つ回答者をまとめ、その回答者の属性内訳を円グラフで表現(右)

上の例では、27人がクリスマスに「ケンタッキーフライドチキン」と「クリスマスケーキ」を食べると答えていて、32人が「クリスマスケーキ」と「ローストチキン」を食べると答えています。

回答パターンが可視化されており、単に『「クリスマスケーキ」を選んだ人が108人で一番多い』以上のことが目で見て分かります。

さらにそれぞれの回答パターンのなかの属性内訳(年齢・性別など)が円グラフで読み取れるようになっています。

正確には得票数が多い回答と回答パターンのみを抽出しているので近似が入っていますが、ここは大枠の概念説明が目的のため、割愛します。

ダッシュボードに回答者用の「結果URL」というリンクがあるので、結果画面を回答者の方々と共有することもできます。(管理者URLを共有してしまうと、アンケート内容を自由に編集できてしまいます…!)

AIアンケートシミュレーション

AIアンケートシミュレーター(フルサポート版)の画面

用途は少し違いますが、人々からの意見を取りまとめる代わりに、AIエージェント(GPTなど)をたくさん用意して、アンケートに回答してもらうシミュレーターも搭載しています。

以下はミニマルモデルであるAlaska上でのAIアンケートシミュレーターの動画です(Alaska Plusとして提供しています)。

こう思ったのではないでしょうか?

「人から集めるからこそ意味があるアンケートなのに、なぜAIに答えてもらう必要があるの?」

確かにそれはその通りで、実際これはアンケートを代替するためのものではありません。

このシミュレーターの主な使い道は、アンケートの質問に問題がないかを"壁打ち"するためです。

大規模調査をする場合は、まず少人数に対して事前調査をしますが、これは主に質問票のチェックをするために行い、データが統計的に正しいことを要求していません。
これを人に聞く代わりにAIに任せて、自動化できます。

実回答者(人間の回答者)とAI回答者からの両方の回答がある場合は、それぞれの回答パターンの可視化が得られるので、両者を比較できます。

黄色はAI回答者の回答パターン・青緑は実回答者の回答パターン

ちなみにアンケートに限定しなくても、アイディア出しなどで「大量のChatGPTをまとめて動かすツール」としても使えます。よかったら下の記事もご覧ください。

ご利用方法

いかがだったでしょうか。
システム全体の一部ですが、ざっくりとご紹介させていただきました。

最後に提供プランについてです。

Askaはウェブアプリになっていて、公式サイトからSaaSとしてもご利用いただけます。ただ最初は、弊社側でアカウント管理をするフルサポートプランでの運用をお勧めしています。

無料で使う - FREEプラン-

Askaのウェブサイトでアカウント登録をすると、使える枠はかなり制限されていますが、無料でAskaのミニマルモデル『Alaska』を利用することができます。

https://aska.systems/ja/

・AIアンケートシミュレーターは含まれておりません
・各種サポートはサービスに含まれておりません

AIシミュレーターを使う -Alaska Plus-

主にAIアンケートシミュレーターを使ってみたい方へ向けた、300エージェントまで何度でも使い放題のサービスです。

・アカウント登録は不要です
・使用できるモデルは『Alaska』のみとなります
・AIだけでなく、最大1000人まで実回答者からもアンケート調査可能です
・各種サポートはサービスに含まれておりません

フルサポートプラン -AskUs-enterprise-

調査をまるっと依頼できるフルサポートプランです。他社の保有するアンケートパネルとの連携も可能です。

・アカウント登録は不要です
・上位モデル『Aska』が利用できます
・AIアンケートシミュレーターのご利用が可能です
・各種サポートサービスを含みます

ご不明点・ご相談等ありましたら、各プランのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。


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