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卵子凍結の説明会に出席した話

今年9月に、東京都が卵子凍結にかかる費用を最大30万円助成するということが発表されました。

助成を受けるには、まず都が開催するオンライン説明会に参加することが条件で、この説明会に参加してみたので感想を書きたいと思います。
説明会の話というよりは、卵子凍結に関する話がメインなので、東京にお住まいでない方でも、卵子凍結に興味のある方は読んでみてください😌

まず説明を聞いて、卵子凍結に対する私の率直な感想は、めっちゃコスパ悪い!💔です😅
正直、かなり高収入な女性で、今は仕事のキャリアが大事だけど、将来子供を持つという選択肢を広げておきたい。という女性のためのものかなと思いました。
(先日指原さんが卵子凍結をしたことがニュースになりましたが、まさにこのイメージかと)

というのも、凍結した卵子を使用して出産まで至るケースは1割未満と言われているそうです。。
出産に至らないケースとしては、主に下記があるかと思います。

①パートナーが出来なかった
②パートナーが出来、自然妊娠した✨
③パートナーが出来、凍結した卵子を使用したが残念ながら出産までは至らなかった

現実的には①のパターンが圧倒的に多いようです。
日本は子供を持つには結婚をしないといけないという文化が根強いのも要因かなと思います。
(この話を始めたら長くなるので今日はこの辺で😅)

そして、③についてもなかなか厳しい現実があります。

      出典:はなおかIVFクリニック品川

上記の通り、37歳で10個の卵子を凍結しても、出産まで至るケースは50%だそうです。
パートナーが出来、一緒に頑張ろうね👶🏻ってなるところまででもめっちゃ難しいのに、そこからがこの確率です。
正直気が遠くなります😶‍🌫️

ただ、卵子凍結自体のスケジュール感としては、スムーズに行けば初診から2週間ほどで採卵まで出来るそうなので、思ったより短期間で終わるんだなという印象を持ちました。
一度で採卵出来る卵子は、年齢にもよりますが10個程度のようです。

具体的な費用については、自費診療なのでクリニック毎に違いますし、卵子◯◯個でいくら💰とか保管期間◯◯年でいくら💰など色々なプランがあったりして一概には言えないのですが、私が調べたかんじでめちゃくちゃざっくり言うと、スタンダードなプランで、助成金の30万をフルで使ってやっと半分ぐらいなイメージかなと思います。

そして採卵して終わりではなく、保管にも費用がかかるので、例えば40歳まで保管するとして、35歳からだと5年間、25歳からだと15年間の費用がかかります。
また凍結する卵子の個数によっても値段が変わってきますが、前述の通り出来るだけたくさんの卵子を凍結しておくことが大切になります。
要は出来るだけ若い卵子をたくさん保管した方がいいということになりますが、その分費用が高くなってくることになります💸

なので結論ですが、まだわからない将来の自分のために投資するお金の余裕と、決意があるかどうかってところかなと思いました🤔

ちなみに、基本的に卵子凍結は現在パートナーがいない人向けです。
パートナーはいるけど出産は今じゃないという人は、卵子凍結ではなくパートナーとの受精卵の凍結が適しているからです。

最後に少しだけ、都の説明会についてです。
説明会の流れとしては、①卵子凍結とは②具体的な助成について、という構成で淡々と行われました。
ちなみに、どちらかというとリスク(要は費用対効果の低さなど⤵️)を色々説明された上で、同意される方には助成します。というスタンスで、みんな卵子凍結しよう!ウエルカム!!という雰囲気ではなかったです😂

けど条件自体は厳しく無く、対象年齢の方がきちんと申請すれば助成は受けられると思います。

助成金の申請は、2024年3月31日までなので、東京都にお住まいで興味のある方は調べてみてください😌

そしてこの記事が卵子凍結に興味のある方の一助となれば幸いです😄

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