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外反母趾と糖尿病

血糖値が高いと母趾がギューっとつります。

今日はそこからの考察をお話しをします。


《考察①》進化の過程

チンパンジーと人間のDNAは98.8%同じだという説があります。

では何故人間は文化をつくり、国を作り、発展する事ができたのでしょう?

様々に理由がありますが、その中でも決定的な機能が「親指」です。

母指はチンパンジーが外転と内転の動きにより物を掴みますが、人間は完璧にMIP関節を屈曲できることで、〈掴む・回す〉ができます。

これにより、道具の開発、複雑なモノ作りができるようになりました。

一方で母趾は踏み込みができる事で、より安定した二足歩行が可能になり、より遠くへ移動する事ができるようになりました。


《考察②》電気エネルギー効率化

霊長類の中でもひときわ大きな脳を持つ人間。その脳の活動を支持しているのが、神経の発達です。これらは電気伝達により行われています。

安定した二足歩行ができるようになった人間は、同時に鼻は呼吸器として、口は消化器としてそれぞれ独立しました。そのおかげで、発声を獲得し言語によるコミュニケーションが可能になりました。

他の生物に比べ、呼吸にムダがなくなり、より効率よく酸素を取り入れる事ができ、その結果細胞内代謝にて、より効率よく電気エネルギーを産生できるようになったのです。


《考察③》メインエネルギーの変化

ほとんどの生物にとって、でんぷんは欠かせないエネルギーです。

しかし人間は知能的活動の為の電気エネルギーを大量に必要とする為、脂質(あぶら)を酸化させてより大きな安定した代謝システムを活用できるようになりました。

要するに、その他の生物にとってはでんぷん質がメインエネルギーとなり、人間にとっては脂質がメインエネルギー、糖質は予備エネルギーがふさわしいと言う事です。


以上の考察から、

人間らしい活動を代表する《親指》は、特に電気エネルギーによる活動が必須である、という結論に達しました。


手は正中神経、足は脛骨神経、これらは人間とチンパンジーの違いを生み出した働きをするので、特に安定した電気エネルギーを必要にする、ということです。


その結果、血糖値が高い時には当然糖質を消費する為、メインエネルギーが糖質となり、電気伝達がうまくいかないのでつるのだと考えられます。

(ちなみによく言われる、「足がつるのは水分が足りないからだ」は正確には「血管内に糖分が溢れかえり、浸透圧により水分が血管内に引き込まれるため」です、 

という事は、糖質量を意識すれば、足がつる、むくみ、脱水もコントロール可能です。)


《まとめ》

外反母趾はメインエネルギーが糖質であるという内的条件と、呼吸により抗重力筋が使えていないという外的条件の相互作用の結果です。




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