アイドルちゃんを食わず嫌いしてた期間がもったいなかったなという話

もともとロックバンド、特にビジュアル系を好んで聴いていて、アイドルちゃんはあまり興味がなかった……というか、なんなら避けていたんですよね

その期間、もったいなかったなぁというお話

アーティストとしての " アイドル " の先入観

暗い曲が好きだ
ビジュアル系をてめぇでやるぐらいだし
もうね、何かと " 届かない " んだから

今から言うことは本当にゴミみたいな先入観であり、全アイドルちゃんおよび全アイドルファンに申し訳ないと思っています


なんか、こう…アイドルって、必要以上にキラキラしてて、歌詞とかも「みんなのことだいすきだよ〜♪もっとわたしをみて〜♪ Wow wow 〜♪( yeah )」みたいなイメージ

いや、そういう感じの人らもいるのかも知れないけど

石の裏に住む虫にとっては、そういうのは眩しすぎるのですよ

以前、都内のアイドルイベントに友人 ( 男性 / 可愛い ) が出演するということで観に行ったことがある
そのときに出演していた、+tic color さんの初恋スパークリングという曲と、ヴァンパイア★Kiss さんのヴァンパイアキスという曲は良かった

しかし、会場の雰囲気に馴染めずに、割と早く出てしまった

やはり我々闇の眷属からすれば、眩しすぎるのである

ぶっ壊されたアイドル観

そんなこんなで歳月は流れ、' 23.03.18 をキッカケに、アイドルちゃんにどハマりした

今のインディーズアイドル界は、良かった頃のビジュアル系シーンに似ていて、音楽性や表現の幅がとてつもなく広い
なんでもアリだ

俺のアイドル観をぶっ壊した最初のグループは、「姫事絶対値」

陰陽で言えば、完全に陰だ
また、ライブが非常に良い意味で泥臭い
転換時間がバンドと比べて短いことを知らず、もたもたのんびりトイレに行ってたら、フロアから「オーイ!」とか聞こえてきてビックリ

従来より好きな感じに近く、「これ絶対元麺関わってるだろ!」と思ってびっくりしたのは 「 I to U $CREAMing!! 」

なんとなく、pierrot とか ROUAGE とか、その辺りを彷彿とさせる

極め付けは「ジエメイ」

初めて観たのがライブ ( 配信 ) だったものの、とにかくアツい
明るい言葉がちょくちょく歌詞に出てくるけど、パフォーマンス観てると心から言ってる気がして、信用できる


最近ビックリしたのは、「 THE ORGANICS 」

ホントになんでもアリである

また、いろんなグループを知って思うのは、「 棘-おどろ- 」の特異性

もちろん可愛らしいし、輝いてもいるんだけど…
輝き方がなんかイメージしてたアイドル像と違う
エネルギッシュなのにダウナーな感じもするし


少し掘り下げた話をすると、「同年代もしくは少し上の世代のバンドのメインコンポーザーがプロデュースしている」パターンもあるので、「そりゃあ好きだよね!」という


俺がアイドル界隈を避けている間にも、きっと良いエンタメを提供していたグループがいたんだろうなと思うと、非常にもったいなく感じる

無理に勧めることはもちろんしていないけど、音楽が好きなんだったら、ちょっと手を伸ばしてみる価値はあることだけは伝えたい
特に、俺みたいに「一般のリスナーよりはちょっと詳しい」ぐらいのレベルだと、楽しくて仕方なくなると思う

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