事業部門から人事に異動した話

こんにちは!GMOペパボ株式会社でHR統括部マネージャーをやっていますeisukeです。

こちらはPepabo Managers Advent Calendar 2022のエントリー16日目です。
前日はTAICHIさんでした。

異動した

いきなりの私事ですが、2022年の5月に2006年の入社以来16年ずっと在籍していたホスティング事業部を離れ、HR統括部HR統括グループ(いわゆる人事)に異動しました。

異動に際して上長から、教育・研修領域やエンゲージメントを高めることを担当してほしいというリクエストをいただき、今期はそこに注力して取り組みました。
自分が半年でやってきたことの棚卸しも兼ねてまとめてみようと思います。

やったこと

マネジメント研修

マネジメントオンボーディング研修と名付けてキャリアの浅いマネジメント層向けの技能研修を行っています。月1くらいの頻度で全5回。講師はペパボの役員の方々で実際に定量評価が15%成長することを目標にして取り組んでいます。

PGC

ペパボではペパボグロースキャンプというマネジメント層の合宿のようなものが年に1回あるのですが、その企画と運営を担当しました。詳細はペパボHRブログでレポートしておいますのでそちらも是非ごらんください。

新卒育成

4月入社の新卒メンバーの育成に関してこれまでは配属部門におまかせしていたのですが、本年度から人事で全体の育成責任を持つことになり、各部門の育成における定量目標の進捗管理や情報共有などを担当しました。

オンボーディング

あたらしくペパボにジョインされた方がペパボに早期になじんで成果をだせるようになるためのオンボーディングデザインを作成し、実施と成果を測定する仕組みを整えています。

wevox

ペパボではエンゲージメントの測定にwevoxを活用しているのですが、数値管理などを担当しました。

その他

データの集計やGAS、自動化などもやってます。

異動してみて変わったこと

仕事の変化

事業部門では副部長としていわゆるトップマネジメントとミドルマネジメントの中間みたいな動きをしていました。異動後はマネージャーとなり、かつミドルマネジメントとプレイヤーのハイブリッド。ただし部門でのピープルマネジメントはしないポジションとなり、自らが動く割合が増えたのが大きく変わったポイントでした。あまり自分が動いてはいけない、というのが染み付いていたのですが、上長から「※1MTGに丸腰で来るな」という指摘を受けて行動を変えました。

また発信することが全社対象になることも自分の中では大きい変化でした。
不得意だという認識はなかったけれど、今現在も言葉の選び方や文章の書き方についてはかなり苦戦しています。

マインドの変化

ポジションが変わり、プレイング領域が増えたことで、視座やマインドまでプレイヤーになっていて、マネージャーとしてその仕事をしているバリューが出せていない状態になっていることがありました。いわゆるポジション矮小化の例ですが、自分ではなかなか気づくことができないものですね。

ある時上長から「※2これは部長とマネージャーがやるレベル感のやりとりではない、もっと高いレベル感を期待している。」と指摘を受けたことで、マネージャーとしてプレイヤーの仕事をするということはマネージャーの視座でプレイヤーとしての仕事を考えてバリューを出すことだな、と気づくことができました。

異動しても変わらないこと

事業部門も管理部門もアプローチが違うだけでペパボを成長させるために、自分の責任領域で定量目標を持ち、達成のために全力を尽くしているというのは両方を経験して変わらないのがわかったことです。

最後に

人事に異動して半年、キャリアとしてはまだまだひよっこですし人事領域の中でも育成に全振りしていて採用や労務についてはからっきしです。日々勉強だなという経験を48歳にして1からさせていただいているペパボには感謝しかありません。それでも事業部門を経験しているからこそできることがHR領域でもたくさんあるはずなので、自分のストロングポイントを活かし、自分自身もまだまだ成長しながら成果を出していきたいと思っています。


補足

※1 MTGに参加する時にMTGのゴール、アジェンダを設定し自分なりのたたき台を持ってくるようにしたほうがよいね という指摘でした。副部長のときの受け身スタイルが抜けていなかった悪い例

※2 プレイヤーとして細かいレベルの決定まで上長に確認取っていた悪い例。

期待をちゃんと伝えてくれるので行動変容しやすいなと感じていますがマネージャーである以上自分で気づいて成長していかないとですね。


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