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β-85 さいほくたんとは

地続きでいくと、日本最北端の地は宗谷岬となる。

ここをほじくると、とってもややこしいことになるんだけれど、ひとこというとしたら、「なんとかならない?」とは。

でも、難しいだろうね・・・。

社会派でいくのはここまで。

2016年の夏、最北端を目指し、宗谷岬へと向かった。

都内から北海道&東日本パスを使用して。

東北をわずか1日で青森まで鈍行で。

青函フェリーで一泊して、2日目で旭川まで。

普通列車なので、各駅に止まる。それは風情があるのだけれど、やっぱりたいへんな気持ちにはなってしまうのよね。

でも、端っこに行くのに労力がなんもないわけがないと考えていたので、2日目でようやく旭川まで到達してもなんの文句もなかった。

最適ルートとしては、羽田から稚内空港に降り立ってバスで行けるんだけれど、それじゃあんまり味気ないし、感動もなにもないという謎の持論を持っておりまして。。

ともあれ、3日目、宗谷本線の始発で稚内まで。

6時台の出発で着いたのは、昼前。

そして、17時台で稚内を発ち、旭川に戻ると23時台の中盤。

特急を使わないと、それで一日を費やしてしまう。

バスや自家用車が当たり前の移動手段なので、わざわざ鉄路でというのは物好きしかいないだろう。

そして、単線だから行き違い列車の待ち合わせがあるのだけれど、その設備がある駅がとっても少ないので、停車時間が30分を越してしまう例もちらほら。

おかげで、音威子府駅前に30分たたずむことはできたのだけれど、夜に訪れたため、あたりは真っ暗で、個人経営の居酒屋が明かりを灯していただけだった。

その雰囲気を感じることで、「いま、私は居住空間から明らかに遠い場所を旅してるんだ」という気持ちを増幅させた。

この旅においては、名寄でも一時下車したんだけれど、そのときに帽子を忘れている。

と言うのも旭川から名寄までは2両編成、名寄からは1両という運行形態で、当時、2両目に腰かけてこともあり、移動しなければならなかった。

そのときに帽子を忘れてしまった。

そのためにちょっと、しょんぼり。

でも気を取り直して稚内へ。

駅からは宗谷バスで50分くらい、ほんとは歩いて到達しようとしていた、でもそれは叶わなかったどころか、よくそんなことをしようとする気力や体力があったもんだなといま振り返ってみると頭の下がる思いで。。

ガソリンスタンドは浜頓別までないと聞いたときは、北海道に住んでる人はガソリンの残量が少しでも減ると、迷わず給油に急ぐのもわかる気がしてきた。

そして、宗谷岬へ。

最北端の公園には、いろんな石碑がある。

最北端の碑はもちろん、祈りや平和を願う石碑、宮沢賢治の詩が書かれた碑、ボタンを押すと「宗谷岬」の楽曲が奏でられる石碑があったり。

もちろん、宗谷岬そのもののデータを示す柏屋があって。

そういうのもあったんだけれど、とにかくお腹が空いてたので、食堂最北端さんで、ほたてラーメンを食べて、終わったらすぐにバスに乗って稚内駅に戻ったとされている。

もっと、いたかった。

なんども来る場所ではないとわかっていたから。

でも、要所は押さえられたとは思ってはいて。

なんだか満足しているあした・の・β<ベータ>でした。

ここまで読んでいただいてありがとうございます(人''▽`) 間髪入れずに言ってみますか・・・ よろしければ!でもまさかね・・・