β-545 えむりーぐ '21 10/18-29

10月下旬のMリーグの感想です、かなり私的、そしてざっくりです。

チーム別に紹介してまいります。

1位・EX風林火山 359.1pt

お待たせしました、勝又健志選手の登板に始まり、早速連対、そして初トップ、3戦目は3着も今期も上々の滑り出し、なんにも心配することはないわけではないにせよ、調子自体は良さそう。

二階堂瑠美選手も2戦目と3戦目はトップ、やはり初戦はあんまり大したことないと植え付けさせてたのかな、緊張してたのかもしれませんけれど。

他の新加入選手とは違い、瑠美選手には亜樹選手がいるというのも大きなプラス要因なんでしょうな、と思いながら。

松ヶ瀨隆弥選手は10月の個人成績が全体トップ、3着や4着に沈んだ試合でも手はしっかり仕上げていたので、けっこう手ごわい相手に映っているのでしょう、とくに北家スタートがとても怖いを通り越して脅威。

ちなみに個人2位は勝又選手、まだ序盤。

とはいえ、2位以下をこれだけ引き離してなおかつ下位チームがポイントの潰しあいをしていたほうが、多少下振れたとしても、風林火山にとっては好都合と言えるのでしょう。

そんなことは恐らく望んでいないと思いますが、でもどこかで思ってはいてもおかしくないのが風林火山。

 11月も独走が続くのか、見守っていこうかと。

2位・KONAMI麻雀格闘倶楽部 42.6pt

全員トップをとって4連勝だった時期もありましたね、全員トップをとったチームはこれで風林火山と雷電を含め3チームとなりました。

佐々木寿人選手もこれから調子を上げていくのかなという感じのトップ、僅差でしたが、鳳凰位の防衛も含めて、少しずつエンジンがかかっているのかなと感じてはいます。

4連勝のきっかけとなった伊達朱里紗選手は恐らく運を持っているほうなのかもしれない、普通はラスをとるところを3着でまとめ、四暗刻を見逃してオリる選択をしながらもトップを取りきるところを含め、タイミングの読みは伊達じゃなさそうです、伊達なんですけどね、でもこういった構文が今後何度も扱われる予感しかないので、そろそろ少なくとも私はそうした表現を控えていかないとな・・・とは考えておりますが、公式はどうお考えなのでしょうか?

商品化などにつなげていくなら引き続き扱うべきですけど、そうなった場合、伊達選手の意向も確認してから決めていったほうがいいのかもしれません、となんとなく。

飽きが来なければいいけれどね。

話が逸れてしまった。

高宮まり選手も状態は上がってきていますかね、初トップを取れたのが大きい、次戦がカギかな。

滝沢和典選手は移籍後初のトップ、ただ私の印象は国士無双一歩手前までいったときの印象がとても強い。9p2枚あったのにな・・・、あの試合は東城りお選手の威力が強すぎてしまった、1000点で躱されるのはなかなかに抉られたものがありましたが、でも実力はしっかりある選手ですので、寿人選手としっかり競争して風林火山のお二人を捲ってほしいなという個人的な願望。

4連勝のおかげで2位、でも僅差に他チームが迫っているので可動域は広い。

恐らく月曜は寿人選手は出ることでしょう、もう一人はどの選手か。

そんなところにも着目しながら。

3位・セガサミーフェニックス 18.5pt

東城選手初トップ、それも7万点超えはとても素晴らしく黒沢咲選手が中に入ってるんじゃないかと思わせるくらいの大物手をいとも簡単に仕上げており、でも黒沢選手のお株を奪うかどうかは早計。

でも、東城選手は裏やカンドラなし、一発もなしの連盟リーグよりも、赤牌あり、カンドラあり、裏ドラ、一発アリアリの方式のほうが結果を残せそうな気がします、という印象です。

魚谷侑未選手はとくに心配なさそう、トップを取ったら満面ですし、そうじゃなければ悔しさを滲ませているのがしっかり焼き付いております。

茅森早香選手もおんなじ感じがしますけどね、でも先週金曜はリーチ後の放銃が多かったのがあまりにも不憫、それだけ多井隆晴選手が巧かったのはあるにせよ、いちばん被害を受けてしまったな・・・、でもそんな次の試合はその鬱憤を爆発させていくかもしれないので、そこにも期待しつつ。

さて、あとは近藤誠一選手の状態が上がってくればいいんですが、いまのところなかなか。。

当たり牌をしっかり止めることなど最小の被害でなるべくまとめてはいるので、得意の手で高打点を含めれば、本人も自信をもって今後挑めそうだなって外野から見るとそんなふうには感じてしまいました。

フェニックスは爆発力を持った選手が多いですので、手を付けられなくなるくらいのトップを量産できると昨年の雪辱は果たせそうな気もします、それができるか、赦されるかはわかりませんが、少しでも笑みが多くなればと感じております。

4位・渋谷ABEMAS 11.2pt

ポイントは原点を行ったり来たり。

この2週間は多井選手が2戦2勝、Mリーグの通算成績でも+1000超えを達成するなど、その実力は言わずもがな。

詳しい情報は非公式ながら様々なデータを取りまとめている成績速報さんでご覧になれます、10月終了時点ですので状況はまた変わるとは思いますが、+1000.1ptがどれだけ素晴らしいのかがわかるかと思います。

一方で、松本吉弘選手や白鳥翔選手はラスこそ取りませんが、2着や3着というところでございまして、特に白鳥選手はそろそろトップを渇望しているのではないかなと。

松本選手も開幕戦以降未勝利ですので、そろそろ弾みをつけておきたいところです。

でもいちばん心配しているのは日向藍子選手。

放銃はあんまりしていない、でも放銃なしで箱ラスに転落することもあるということを見せつけられた試合でもありました、リーチの空振りが多かったのも大きな親被りが2度もあったのも不運としか言えない、たぶんいまが下振れだと信じたいところです、そのぶん多井選手が挽回したというのもありがたかったんだろうなという認識です、次戦は今までの分をしっかり返せるくらいの活躍が見たいところです。

5位・U-NEXT Pirates  3.1pt

非常に2着が多い、そんなチームであります。

雀力は高いです、でもトップがなかなか遠い、失点は少ないですが大きく前に進むためにはトップも必要。

そんななかで朝倉康心選手が好調、2着を安定して記録していることから、今季は起用回数のペースが多いです、反比例するかのように小林剛選手のスタートダッシュが決められていない感は、どうしたのだろうと思わされるものがあります、船長が調子を取り戻せるのはいつなのか、既に昨年のラスは超えているのも、案外堪えているものなのか、単にほかの事案で忙しいんでしょうなと推察こそしてはいるけれど。

2着を記録しているのは瑞原明奈選手も同様、というよりも2着しかここまで取っていない、ミスター2着とミセス2着が在籍しているからこそ、圧倒的に2着の数が多くなっているのかもしれません、石橋伸洋選手も2着を2回記録していることからも、いまのところ2着が指定席とみなされている感じがします。

そして2着を連発させるなかで、ラスはまだ小林選手以外獲得していないので、回避術がしっかりとうまくいってるんだろうなという気がします。

ですので、トップさえ取れれば、更に上の順位に向かうことができます、今後もラスを取ることがこのペースならばね。

安定こそしていますが、さらなる上を目指すためにはトップが欲しいところです。

見ている視聴者サイドからすれば案外胃腸は安定して見ていられますが、やはりトップも見たい、そんなチームであります。

6位・KADOKAWAサクラナイツ -29.1pt

堀慎吾選手が上向いてまいりました、内川幸太郎・岡田紗佳・沢崎誠選手も悪くはありません、でも6番手。

それがふしぎ。

ここ2週間の半荘を振り返ってみるとほかのチームと比較してもちょっと印象が薄かったかな、相対的にという印象を受けてしまいました、、余計なお世話ですね、でもこれから見せ場はやってくると信じております。

まだまだ上位に食い込める位置にいますので、まずはプラス域を目指してまいりましょう。

堀選手の同点トップ、珍しいものを見ました、単独トップが良かったのでしょうけれど、着順上昇はナイスプレーです。

7位・TEAM 雷電/RAIDEN -95.4pt


2週前は首位でした、ただ4連敗して一度最下位に転落してしまいました。

トップとラスを全員がいち早くとったチームですが、先週ちょっとだけ戻せたかなとは思います。

萩原聖人選手は天和チャンスがありました、でもなかなか放送対局での天和の出現は難しい、地和もそうですが。

天和の場合はUFOはどうなるんですかね、何もなしでは寂しい。

瀬戸熊直樹選手もいろいろとあったのは知っておりますが、でも先週の対局は少しずつ戻していってるのかなとは思います、今年はなんとなく気持ちのいいトップをそんなに見てないような気がしますので、連荘込み込みの大トップを見てみたい、そろそろ、という願望はあります。。

10月苦しかった黒沢咲選手、配牌なのか対策を講じられたのか、それでも彼女は打ち方を変えることなく前へ突き進む方だと思いますので、11月以降面白い打ち方を魅せてくれると信じつつ、セレブ打法のお株が東城選手に奪われる危機感をなんとなく感じておりますので、セレブの爆裂がそろそろ欲しい・・・、とは内心思っておりまして。

本田朋広選手は松ヶ瀨選手との対決がございまして、今回は同点トップながら、本田選手が制しました、でもポイント状況を加味したのでしょう、6000オール以外は守備に徹してました。

これ以上点差が離れると上位に向かうことは難しくなってくる、そんな思いが入って間もない本田選手も感じていたとは思います、本来ならそんなことを考えさせないようにしないといけないのですが、麻雀界は甘くはない。

11月以降はそれぞれの2勝目、3勝目もそろそろ欲しいところです、さて、どうなりますかね。

8位・赤坂ドリブンズ -310.0pt

先週で最もポイントを失ってしまったチーム、それが赤坂ドリブンズ。

どうしてこんなことになってしまったのか・・・。

考えすぎたのでしょうか、ちょっと欲が入ったのでしょうか、いずれにしても数回トップを記録しないと上位進出は極めて厳しい様相になりました。

ちょっと園田賢・村上淳・鈴木たろう選手のオリジナルメンバーの登板が多すぎるんですよね、平時でもそうでしたが。

今まではそれでもよかったかもしれませんが、新しく加入した選手は週に1度起用されている傾向にあります、初年度ではわかりますがもう3年目です。

経緯や条件等はあるのでしょう、プレッシャーが強くかかる場面に出したくないのもわかりはしますが、楽屋にやってきて弁当を食べながら様子を眺めるだけでは・・・、ちょっと退屈しませんか?

内部のことはわかりません、見逃しが裏目に出たり、ほかの選手の高い待ちに振り込んだり、そうしたものが連発する状況では、正常化するのは非常に難しいでしょうし、機転を利かすというのは難しく思えます。

相性や打ち方が思いっきり下に振れているとは思うのですが、そろそろ巻き返しの方向にシフトチェンジするときでしょう。

ひとつトップを取れば流れは恐らく変わるかと思われます、次は丸山奏子選手を出場させてみませんか?

前節はトップで終えることはできましたよ、相性の良し悪しはあるとは思いますが、育成するのであれば、時に強い相手と対峙していろいろと次につなげられる手を見つけるというのも長い目で見ればいいとは思うのですがね、、まあ、それぞれの事情あることでしょうから、浮上を願いつつ・・・。

その他

連盟卓、女流卓、あるだろうなって思ったらありました。

最高位戦卓もそろそろ見てみたい、できるとは思いますので、組み合わせが限られるのが難しいところですが。

多井選手の解説、やっぱり面白いと思う派です。

常設にされると、きついなと思う時期もあるのですが、ファンサービスも流石の方です。Mリーグというのはファンとの距離が割と近い位置にあると思いますので、個人もそうですがファン・ファミリー・ユニバースのことも意識しながら対局していかないといけないんだなというものをしっかり感じております。

11月も楽しみにしております、毎日リアルタイムというわけではございませんが、ちゃんと追えることができたらと思っております。

前回が2週前でしたので、今後も2週に1度のペースで更新できたらいいのかなと思います。

ちなみに10月前半の動向はこちらから。

ではでは、これにて失礼いたします。

あした・の・β<ベータ>

ここまで読んでいただいてありがとうございます(人''▽`) 間髪入れずに言ってみますか・・・ よろしければ!でもまさかね・・・