2024.6.24〜28 - 国際学会発表:IUPAB2024
第21回国際生物物理学会(International Union of Pure and Applied Biophysics)が国立京都国際会館で開催されました。69の国/地域から約1700名の参加者が集う会議になります。本拠点からは、以下の2つの演題を発表しました。(徳楽)
26P-032 Imaging and inhibition analysis of human serum amyloid A
aggregation using quantum dots
Liangquan Shi, Tuya Gegen, Kuragano Masahiro, Tokuraku Kiyotaka
関節リウマチなどにによる炎症が長期間続くと、肝臓で血清アミロイドA(SAA)が生成し、血液中の濃度が上昇しします。これが凝集してアミロイドを形成し、全身臓器に沈着することで、さまざまな症状が現れます。本研究では、ヒトSAAの凝集を量子ドットを用いて蛍光顕微鏡下で可視化し、またその阻害の様子を観察しました。
26P-033 Real-time Imaging and Inhibition Analysis of Amylin Aggregations
Using Quantum Dot nanoprobes
Xiaoyu Yin, Ziwei Liu, Tuya Gegen, Hayate Sawatari, Keiya Shimamori,
Masahiro Kuragano, Kiyotaka Tokuraku
2型糖尿病患者の膵ラ島にはアミリンと呼ばれるペプチドホルモンが凝集、沈着し、糖尿病の発症や進展に関与すると考えられている本研究では、アミリンの凝集過程を量子ドットを用いて蛍光顕微鏡下でリアルタイムイメージングした。また、阻害物質による阻害活性も評価した。
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