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 「人形は顔がいのち」と創業300年の老舗、人形問屋の吉徳がCMで言っていますが、イラストレーションも顔がいのち、のような気がします。「顔」が好きじゃないと絵そのものが好きになれない。なので、なんとか納得のいく顔に描きたいと日々練習にいそしむわたしです。

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 男の人を描くのは気楽だ。おじさんはとても描きやすい。

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 眼鏡なんかしててくれるとほんと助かる。

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 女のひとはむずかしいけど、お化粧で顔をつくっているひとは描きやすい。

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 安西水丸さんは「似顔絵は似すぎると品がない。僕なんかは似せようと思わないね。名前を横に描けばいいんですよ」とニヤリと笑っていた。

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緒形拳のつもり↑

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 南伸坊さんの本「顔」は、顔面のみについてとことん思考した大変たのしい本です。まえがきからあとがきまで、顔で埋め尽くされています。顔について、いろんな角度から考察するのはおもしろいことです。

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 その南伸坊さんが「霜田さんの一反もめんは顔がいいんだよね〜」と褒めてくださった一反もめんはこちらです。2015年百鬼夜行の仮装。(右のやかんは伸坊さん。写真週刊誌に撮られた密会のように写っていますが、お互いがよく見えてないのでこうなってます)わたしの顔に近いこの一反もめんは、自分でも気に入っている「顔」です。


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