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13年間、高齢者訪問フットケア施術者がみる高齢者の足事情

2009年から始めた「高齢者フットケア」早いもので、もう13年になります。

色々な施設とご縁があり、お付き合いをしてもらっています。

多くのお客様の足を施術してきました。そんな私が13年前の始めたばかりの頃と時代が変化したな・・・と、思うことを書いてみます。

私の感覚ですので、正確な情報ではないかもしれませんのでご了承下さい。

水虫が減った(ひどい症状の水虫が減った)

13年前は当たり前にように多かった「水虫(白癬)」ですが、最近はひどい症状の方はだいぶ減っているように思います。

おそらく毎回の報告書に、異常があれば記載しているので対応してくださっていることも理由の一つです。

そして以前は「高齢者=水虫」が当たり前とも思われていた意識が、治療しなければいけないトラブルと認識されてきたのです。

これは嬉しい変化です。長くお付き合いして下さっている施設との連携の結果だと考えられます。

これからも、小さな異常を見落とさずに報告をし、高齢者の健康を足から守る努力を続けてまいります。

巻き爪が増えた

13年前も「巻き爪」でお悩みの方はいました。ですが以前と比べて、痛みが伴う「巻き爪」が増えています。

13年前とお客様の世代が変わり、それまでの足の環境が違ってきたことが考えられます。女性でもお仕事をお持ちで、長く働いていたという方も多いです。通勤時の靴事情の影響も大きいのかもしれません。

水虫が減って、爪白癬の方も少なくなりました。以前は「巻き爪補正」が適用できない方が多かったのですが、最近では痛みがある場合は「巻き爪補正」をご提案することも増えています。

巻き爪補正案内

足爪は専門家に任せる

現在の訪問先は、短いところで半年前からですが、長い訪問先は13年になります。

多くの施設が長いお付き合いです。ありがたいことに、ほとんどの施設でフットケアのお客様が増えています。

訪問先の施設スタッフだけでなく、お客様も「足は専門家にケアしてもらいたい」と言ってくださる方が増えました。

実は簡単そうで難しいのが足爪のケア。

「足爪のケアは専門家に任せた方が安心」そう考えて頂けているのだと感じています。

2020年からのコロナ禍。中断後、再開して下さった施設でも、「待ってました」との声をいただきまし、私たちも嬉しさが込み上げました。

高齢者フットケアは、大切なサービスなのだと改めて実感しました。


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