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No.23歩行に悪影響をあたえる、高齢者の水虫

記事の最後に、内容をA4にまとめたPDFを100円でダウンロードできます。社内、施設内での勉強会や研修で使用して頂くきたいと思い作成しています。配布について施設利用者・ご家族・スタッフ・法人内は制限しませんが、販売・営利目的のセミナー、講座での配布は禁止です。販売する商品に無断で添付することも禁止です。

「爪水虫」「爪白癬」聞いたことがありますか?
足の水虫を⻑期間、放置していると爪にまで感染が広がります。
爪にまで感染をすると、爪が変色、変形、肥厚(ひこう)します。


<こわい爪水虫>

1.爪が厚くなり、靴をはくと痛みがでる
2.爪がもろくなり、剥がれやすくなる
3.治療に時間がかかる


つめ水虫

足の爪が厚くなると、転倒しやすくなる!?

水虫が爪にまで感染して厚くなり、靴が履きにくくなったり、痛みがある場合に転倒しやすくなることは想像しやすいですが、それだけではありません。


足裏には「メカノレセプター」という、安定した姿勢を保つための センサーが多くあります。


このセンサーは、足裏からの刺激で作動します。 親指の爪が厚くなっていると、正しい歩行のながれである 「かかとから踏み込み→親指で蹴る」 この時の動作がスムーズにいかずに圧も変わります。 そのためセンサーが正しく働かずに、転倒のリスクが高まります。


考えてみてください。指先は繊細です。その繊細な指先に、普通の何倍も厚い爪があったら、歩き方が変わるのは当然です。


水虫だけでなく、足爪を正しく整えることは、メカノレセプターを正しく作動させ、安定した姿勢を保つためにとても大切なことなのです。

メカノレセプター

爪水虫かな?と思ったらチェック!

私たちのお客様でも、爪水虫の方は多いです。症状を慎重に観察をしながら爪の厚みを削り、長さを整え痛みが出ないように、できる限り歩行に支障がでないようにケアをしています。

<爪水虫をうたがう症状>

①足爪以外に水虫がある。 

②爪が変色している。 

③爪が厚い。

 ④爪の中から白いものが出る。

爪水虫になったら、どうしたら良い?

上の症状がみられたら、まずは皮膚科を受診しましょう。 

検査をしないと爪水虫かどうかは、判断できません。。
爪水虫と診断をされたら、処方されたお薬を完治するまで使いましょう。
自己判断で中断することはやめてください。見た目がきれいでも白癬菌が残っていることがあります。

水虫の予防、治療に大切なことは「清潔」!

水虫の治療中、予防に1番大切なことは「清潔」です。

水虫の第2のお薬は石鹸です!

足は毎日洗い、足の「観察」を習慣にしてください。

トラブルは早期発見、早期対応が大切です。

<水虫予防・治療に役立つ足の洗い方>

①石鹸を泡立て、指と指の間、足の隅々まで、洗い残し のないように擦り洗いしましょう。 消臭効果、抗菌作用のある足用の石鹸もあります。

② 石鹸を、よく洗い流しましょう。 石鹸が残っていると、水虫悪化の原因になります。

③ 水分が残らないように、拭き取りましょう。 蒸れた足は、白癬菌が繁殖しやすいです。 足が乾燥してから靴下・靴を履きましょう。

④足拭きマット・タオルの共有はやめましょう。家族にうつしてしまう危険があります。

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