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ライフオーガナイザーの意義

ライフオーガナイザーのくらです。
50代になり、自分の親、夫の親ともに、後期高齢者になりました。
そうなってくると「認知症」が近づいてきているなぁと思ってしまいます。
老化の一つに、記憶力の低下はあると思うし、そうでなくても「やったっけ?」とか「食べたっけ?」とか、「いつだっけ?」みたいなことは多く起こります。
そうなるかもしれないから、メモしたり、誰かに伝えておいたりといった方法を取ることが出来るのは、「忘れるかもしれない」と自分に対して予防線を張ることが出来る意識があるからだとも言えます。

高齢者の家に行くと目にするのは、「カレンダー」
実家でも、「日めくり」「1か月ずつ」「2か月ずつ」「年間」と、あらゆる種類のカレンダーがリビングの至るところに貼られています。
以前は、何故こんなにカレンダーを置くのだろう・・・と思っていましたが、私なりの解釈で、視野が狭くなったからかも・・・・と考えるようになりました。
年齢を重ねると視力の方も衰えてきます。
見えなくなる「白内障」や「緑内障」とは別に、老化による網膜剥離なども起こしやすく、目に対してのケアが大切になってきます。
そんな中、見えてはいるけれど、見える幅が違う。
自動車免許の視力検査で、右と左に指を動かされ、どの程度まで視野があるのかを確認されたことがありました。
私の場合、右目と左目の視力差があまりにも大きかったため、免許センターの方が、確認のため・・・と言ってくれました。
30代だったとしても、視野の狭さを確認するのは難しいことかもしれません。
高齢になるにつれて、だんだん見えなくなっていくのは、ぬるま湯に居る蛙のようなものだと思います。
急に見えなくなるのは変化があるので、分かりやすい。
でも毎日少しずつ進行してくるものに対しては、気づくことが出来なかったり、遅くなることもあります。

記憶もそう、視力もそう。
実家のカレンダーは、覚えておきたいからメモをするという思いと、視野が狭くなったから、カレンダーをあちこちに置くことで、日付を目に入るようにして、カレンダーにメモっておくことで、自分のすることを忘れないようにするためのものなのだと思うようになりました。

母曰く
日めくりは、毎日のルーティンとしてやることで、日付を確認する
1か月カレンダーはメモ部分が大きいので分かりやすい
2か月カレンダーは予定を書いておくのにちょうどいい
などの理由があり、何かメモを記載するときには、1か月と2か月のカレンダーは一緒に書くのだとか。
これも自分たちの決めたルールだったりするので、一緒に住んでいるわけではない私が口をはさむことではないなぁと思いました。

近くに居る妹家族も、同居ではないけれど、顔を見に来るときにカレンダーを覗けば、ある程度の予定が把握できるので、いいのではないか・・・なんて勝手に思っています。

同居の義母はカレンダーを張っていますが、めくっていないため、現在、5月のままのものや、3月のままのものもあります。
この場合は、カレンダーの写真やイラストが気に入っているかもしれないので、そのままにしておきます。
検診などは、夫と義妹と私の予定を書くカレンダーに記載しているので、こちらもそれで問題なしです。

キレイな家、シンプルな部屋、もちろん、それには憧れがあるけれど、カレンダー一つにとっても、ルールやルーティンなど家族ごとにあったりします。

ライフオーガナイザーとしては、その辺を見極めて、片づけに特化するだけでなく、毎日の生活が向上するようなところも合わせて提案出来るといいなぁと思いました。

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