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「健やかに働き」「健やかに生きる」世界をつくりたくて〜自己紹介記事〜

はじめまして。
重久 亜希子(しげひさ あきこ)と申します。

noteを始めて数年経ちますが、自己紹介らしき記事がないことに気づいて、いまさらですが書くことにしました。

わたしについて


鹿児島市生まれ、同市在住。社会保険労務士。LikeU社労士事務所代表。中学の頃にみたドラマの影響で弁護士に憧れ地元の国立大学法学科に進むも、司法試験の合格率の低さにおののき意気消沈。卒業後は、いろんな業種で一般事務や営業事務、受付などを経験。39歳での大きな挫折をきっかけに社会保険労務士の受験を決意。社労士事務所で働きながら3回目の受験で合格。2020年4月独立開業。現在は、行政庁とのパラレルワークのなか社労士講師として研修やセミナーを中心に活動している。

なんで社労士してるの


39歳になるまで『社会保険労務士』という言葉は私の辞書にはなかった。出会う機会がなかった。今でも20代くらいで「社会保険労務士」を知っている若者に出会うと「すごいね!なんで知ってるの!?」ってびっくりする。
そんなわたしがひょんなことから社労士に出会い、惹きつけられ、学んでいるうちに、『世の中にはこんな制度があるんだ!』と目から鱗を落としまくった。

資格を取り、仕事をしていくにつれ労働法、社会保障まわりの法律や制度は知らないと『損する』ものが多いことを、ひしひしと感じるようになった。それは金銭的なものだけでなく、知っていれば働きやすくなる生きやすくなるものが多いのだ。

たとえば『ノーワークノーペイの原則』。

何かしらの事情で従業員が働けなかった時間分について、使用者(会社側)は賃金を支払わずとも法違反にはならない、というもの。(年次有給休暇を申請した場合は別。)簡単に言うと“働かざるもの食うべからず“。

考えてみれば当たり前のことだけど、意外とご存じない方もいる。
『知らない』だったり『前の会社では払われていた』(とても素敵な会社にお勤めでしたね)といった事情で、『なんで、あの時のお給料払われないの?!💢』となる。

誰かに相談して答えを見つけるまで、もしくは(相談することすらできず)自分の考えが常に正しいと思い込んでいると、そのままモヤモヤした気持ちを持ち続けることになる。これは完全に『損』だ。
知っていれば健やかに生活できたであろう時間を失っているし、その方の大切なエネルギーを無駄に消耗することになる。

わたし自身の経験でも、社労士に出会う以前に勤めていた会社で総務担当者に「介護休業」を使いたいと相談したところ「介護保険制度の要介護認定を受けていないとだめ」と言われ制度を利用できなかったたことがある。実はこれは担当者の勘違いで、要介護状態認定の他にも判断基準(「常時介護を必要とする状態に関する判断基準」)が示されており、当時のわたしの家族の状態からすると対象者に該当したのではないかと思っている。このことを資格をとってから知り、ずいぶん歯痒い思いをした。

ここに挙げたのはほんの一例だが、「知らない」ことで健やかな時間を失ったり、使えるはずの制度を使えないのは本当にもったいない。社労士事務所勤務時代は、企業の労務管理をサポートしたり、従業員の状態(私傷病、育児、介護など)に合わせたご提案で、「知らないことで損をする人」を少しでも減らすお手伝いを続けてきた。

独立開業後のいま

2020年4月にLikeU社労士事務所を立ち上げた当初からのコンセプトは

人も企業もあなたらしくをサポート

であり、その奥には
『子どもたちが大人になることが楽しみになる世界をつくって、次世代へバトンをわたす』
というビジョンがある。

この記事を書いている2023年5月現在、私には子どもがいない。自分の子どもを育てるという方法ではこの世界に何かを残すことはできないのだと薄々感じ始めたころから、別の方法でこの世界に、次世代に、”なにか”を残したいという思いが強くなってきた。
開業するかは(自信がなくて)ずいぶん長いこと迷ったけど、めちゃくちゃ頑張ってとった社会保険労務士という資格と自分の力を、この思いを実現するために使おうと決意して開業した。

開業後のいまも、「知らない、というだけで損をする人を減らしたい、なくしたい」という思いは変わっていない。勤務時代と違うのは、いまは「社労士講師」という形で少しずつ実践している、ということだ。
そして、研修テーマは法律や法制度だけでなくハラスメント 対策、コミュニケーションやメンタルヘルスケア、など、より「健やかに働く」「健やかに生きる」ことにつながるものが増え、幅が広がっている。

これから


「ワークライフバランス」なんて言葉もよく聞かれるけど、「ワーク」と「ライフ」は”分けて”バランスを取るものではない、と私は考えている。

「ワークイズライフ」。つまり「働くことは生きること」。
(「ワークアズライフ」って言葉にも近いけど全く同じではないので、あえてちがう表現にしている。英語的に合っていなかったらごめんなさい。)

「健やかに働き続ける」と「健やかに生きる」とはつながっているし、同じくらい価値があるものだと捉えている。
100年生きてしまう時代に「健やかに働き、生き続ける」人と、そうでない人の幸福度はどれくらいちがうのだろう。
そして、そんな従業員がいる会社といない会社ではどちらが社会に求められるだろう。

わたし自身も「健やかに働き、健やかに生きる」人生を過ごしたいし、
これまでの、そしてこれからのわたしの活動が、
健やかに働き、健やかに生きる幸せそうな大人
を増やすことに少しでもつながって、いつの間にかビジョンを実現できたらいいな、と思っている。

綿毛が種を運び、いつかこの世界のどこかに花を咲かせるたんぽぽのように



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