見出し画像

命のいただき方 〜まこち料理教室に通う

実はまこち、料理教室に通ってる。

今年の2月に、自家製味噌づくりに参加したときに、浅津知子先生に出会って、とっても素敵な先生だったから、この先生から学びたいって思ったのがきっかけ。

浅津先生とキッチンスタジオ夢の食卓については、
こちら↓ のサイトを見てみてねっ
http://www.asatu.com


今通っている教室は、単なる美味しい料理ではなくて、マクロビオティックという、健康食の教室だよ。
5月から通い始めて、全10回のうち、ちょうど半分が終わったところ。

画像1

※因みに今日つくったのは、ひじきとシメジの玄米ご飯、キュウリと揚げの酢の物、切り干し大根と高野豆腐の煮物、葛餅、小豆昆布だよっ

今回は、教室で学んだことを振り返って、みんなにも伝えたいことを記事として書いてみるね。


1.一物全体と食の陰陽は調理法にも宿る

以前、「セルキュアが東洋医学をもちいるワケ」という記事でも、食の陰陽について書いた事ではあるけれど、改めて書くね。

現代の栄養学は、カロリーだったり栄養素の量でもって食事を計算して、何をどれくらい食べましょうというのが主流だよね。
たしかに、そういう分析的なやり方も大切。

だけど、食べたものが、そのまま全て吸収されて、全てカロリーになるなんてことは絶対になくて、その時の体調だったり、腸内環境だったり、個人個人の酵素の働きの違いだったり、食べ合わせだったり、調理法だったりによって、吸収される量や、体内での働き方も変わってくるんだ。

このことも、以前に「リンゴ vs ビタミンC~栄養のはなし」という記事で書いてるから、読んでみてね。

例えばリンゴ1個に入っている成分を全て分析して、混ぜ合わせてリンゴと同様の栄養素の入ったものをつくったとしても、リンゴ1個を食べるのと同じような効果は発揮できないってこと。

食べものそのものには、未だ科学では十分説明しきれない力があるってこと。


そして、食べものは、部分ではなく、全てをまるごと食べるのが一番、人体にとって効果的だっていうことも、リンゴの記事で書いてるよ。


「The China Study」や「Whole」で有名な、栄養学の大家であるコリン・キャンベル博士はこのことをPBWF(プラントベース・ホールフード)として提唱されているよ。
東洋ではそれよりずっと古くから「一物全体食」として伝えられてきたことなんだ。


食べものの不思議な力は、他にもあって、その代表が陰陽なんだ。
簡単に言うと、陰性の食べものは体を冷やし、陽性の食べものは体を温めるってことだよ。

そして病気の大半は、体の冷えによって生じるから、年中トマトやキュウリのような陰性の食べものを食べてたら、病気になっちゃうの。

と、ここまではまこちも勉強してるんだけれど、マクロビオティックが凄いのは、ここから。


仮に陰性の強い食べものであったとしても、熱や塩を加えるとか、熟成させるとか、圧を加えるとかすると、陰性が中和されて、体への負担を減らすことができるんだ。

野菜の切り方一つでも、できるだけ、野菜の中の陰性の部分と陽性の部分がバランスよく含まれるように切ることも大切。

皮や根、茎、煮汁や戻し汁まで含めて、無駄にせずに一物全体を頂く方法も教わってるよ。

砂糖は強い陰性の食べものだから、マクロビオティックでは使わないようにしてて、砂糖を使わなくても野菜の甘みを引き出す調理法なんかも教えてもらってる。
「蒸し煮」っていう調理法を習ったんだけれど、これが凄く野菜のうま味が引き出されて、まこちも感動!

日々のお料理にフル活用してるよ♪


単なる知識ではなく、実際にやってみて、お家でも試してってできるから、通って良かったなと思ってる。


2.東洋医学に基づいた講義も最高!

「一物全体」については、さっき紹介したけれど、もう一つ大切な考え方に「身土不二」という考え方があるんだ。

身土不二というのは、人間は生まれ育った土地のものを食べるのが、もっとも体に合っているという考え方だよ。
言い方を変えると地産地消とも言えるよね。


なぜ身土不二がいいかっていう理由を2つの側面から説明するね。

一つは、食物は産地によっても陰陽があるってこと。
南の温かい地域で採れるものは、体を冷やす陰性のものが多く、北の寒いところで採れるものは、体を温める陽性のものが多いのね。

だから、極端に気候の違う土地のものばかりを食べていると、体の不調の原因になっちゃうってこと。
今は世界中の食べものが、スーパーで売っていたりするけれど、それも考えものだよね。


もう一つの側面としては、人間もその土地の循環系の一部であるということだよ。

海の水が蒸発して、雨となって山に降り、山の木々の落ち葉の栄養を含んで、川となって流れ、田畑を潤し、海に養分を注いでる。
水も循環してるよね。

生態系もせいぜい半径数十キロのところで循環してる。

循環して調和が取れてるんだ。

画像4


生き物の外来種の繁殖が問題になったりするけれど、それは人間だって特別じゃないと思ってるよ。
その土地では採れないようものを沢山食べて排泄すれば、その土地の循環系に影響が出ないはずはないよね?

地域の環境汚染は人間の体を汚染するし、人間の体の汚染は地域の環境を汚染する。

そんなような講義をしてくださるんだよ。
とっても素敵でしょ?



まこちがもう一つ気に入った講義はね、人間の歯の本数から食事のバランスを考えようっていう話。

人間の歯は、親知らずを入れて、
臼歯 20本
切歯 8本
犬歯 4本

だよね。

画像3


臼歯は穀物を食べるための歯、
切歯は野菜や果物を食べるための歯、
犬歯は動物性の肉や魚を食べるための歯。

だから、

穀物5 : 野菜・果物2 : 肉・魚1

の割合で食べるのが、体に合っているんだって。

もちろん、メタトロンをやっていると、
肉・魚を沢山食べた方がいいタイプの人や、
逆に全く食べない方がいいタイプの人もいたりするんだけれど、原則は5:2:1で合っているとまこちは考えているよ。


単に、お料理の話だけではなくて、
健康のことや環境のことも考えることができて、本当に毎回楽しんでる。


ここで教わることは、地球の一員として、命をどういただくのが本来の在り方なのかを学ぶ場なんだと思ってる。
まさに「命のいただき方」を教わる料理教室だよ。


あ、あとね、絶対的に正しいとか、こうじゃなきゃダメって決めつけることをせずに、相反する考えも尊重されている姿勢もとても素敵だなって思うの。
それは、まさに、陰陽の考え方を体現されているんだなって思ってるよ。

画像4

あと半分、頑張って勉強して練習して、またみんなに伝えられたらいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?