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発酵食品って、腸にいいんじゃないの!?

食物繊維や発酵食品って、腸にいいってイメージだよねっ
でも、これらが、かえって体に良くないこともあるって知ってた?
えー、ビックリ!

どんなときに良くないかっていうとね。
一つ目は腸内にカンジダが増殖しているとき、そして二つ目はSIBOといわれる、小腸内に細菌が異常増殖した場合なんだ。
それぞれに解説するね!


1.腸内のカンジダ

きみはカンジダって聞いたことあるかなぁ?
カンジダっていうのはカビの仲間なんだけど、免疫力が低下したときなんかには、口の中や皮膚、膣の中なんかで悪さをすることがあるんだ。
腸の中にも住み着いているんだけれど、抗生物質をつかったり、ステロイド剤やピルを使ったりすると、腸の中でカンジダが増え過ぎちゃって、いろいろ問題を起こすんだ。

例えばリーキーガット症候群なんかがそれ。
本来は腸から吸収されることがない大きさのタンパク質や、ウィルスや細菌が腸から血液の中に入ってきてしまうんだ。
すると、免疫異常を起こして、アトピーなどのアレルギーや、リウマチなどの膠原病の原因にもなってしまうんだ。
怖いよね…


他にも、アルコールやアラビノースなどの有害物質をつくって、症状を起こしたり、低血糖を起こしたり、ミネラルの吸収障害を起こしたりと、結構なやっかい者なんだよ、カンジダちゃん。

でね、食物繊維や発酵食品は、腸内細菌の餌にもなって、基本的には腸にいい食べものなんだけれど、実はこれらはカンジダの餌でもあるんだよね…
だから、カンジダが増えすぎている時は、これらを食べるとむしろ具合が悪くなることがあるんだって。


特にパンやチーズ、麹食品、ビール・ワイン・日本酒・甘酒などは、大量に摂取しやすい発酵食品だから要注意ね!

カンジダがいるか気になるって時は、メタトロンでカンジダと同調しやすいかを調べるのはお手軽だよ。
その他は、尿中有機酸検査っていうので、調べられるんだけれど、それはまこちのクリニックの方で受け付けてる。ちょっとお値段が…なんだよねぇ。

カンジダを避けるには、まずは抗生物質やステロイド、ピルなどをできるだけ使わないこと。
砂糖や遺伝子組み換え食品を避けること。
カビの生えやすい食品…例えば、チーズ、ナッツ、バナナ、パイナップル、トウモロコシ、コーヒーなどを控えるといいみたいだよっ

腸のカンジダについてはこちら↑ の本がとっても解りやすいよ!


2.SIBO(小腸内細菌増殖症)

SIBO? なにそれ?
って、きっと思ってるよね。

小腸内の細菌は1万個/mlが正常なんだけど、それが10万個/ml以上まで増えた状態の事をいうんだ。
小腸で増えた細菌が、わたしたちの栄養になるはずの食べものを横取りして食べちゃって、水素ガスとかメタンガスを発生させるんだ。


すると、お腹がポンポコポンになって、ゲップがでたり、腹痛が出たり、下痢をしたり便秘をしたりすんだ。
胃酸が逆流して、胸焼けを起こしたりすることもあるよ。


それから、腸が風船みたいに膨らんだり縮んだりしているうちに、腸の壁が脆くなって、カンジダの時みたいにリーキーガット症候群を起こすこともあるんだ。
またまた出てきた、リーキガット症候群。

どうして小腸の中に細菌が増えちゃうの?って疑問に思うよね。
理由として考えられているうちのいくつかを紹介するね。

小腸にはMMC(伝播性消化管収縮運動)ていうのがあって、胃から運ばれてきた食べものをリズミカルに大腸を運ぶ動きがあるのね。
この動きが悪くなると、単純に、小腸の中の細菌が、下の方へ洗い流されなくなって、細菌が増えちゃうってわけ。


動きが悪くなる原因としては、糖尿病やパーキンソン病、急性腸炎のあととか、間食などで常に胃の中に食べものがあったりするといけないみたい。

ストレスも、MMCが悪くなる原因だよ。
心身にストレスがかかると、自律神経のバランスが崩れて、腸を動かす副交感神経の作用が弱まっちゃうんだ。
ストレスを抱えるとよくお腹が痛くなるよね。
胃腸は自律神経によって動いているから、とても敏感なんだ。

他には薬の影響なんかも原因だよ。
抗生剤は腸内細菌のバランスが悪くなっちゃう。
胃酸を抑える薬で、胃酸が弱くなってしまうと、小腸の中に細菌が沢山流れ込んで、SIBOの原因になるんだ。
胸焼けなどの胃酸の逆流症状がある人で、胃酸を抑える薬を飲むとかえって症状が悪化する場合なんかは、SIBOを疑った方がいいよね。


そして、いよいよ本題。
このSIBOも食物繊維や発酵食品を摂ると、かえって症状が悪くなる病態なんだ。


実は、豆類、ゴボウやヨーグルト、チーズなど、腸に良いとされる食物繊維を含む食べものや発酵食品は、FODOMAPといわれる発酵性の糖質も多く含んでおり、これらを食べると小腸内の細菌の餌になっちゃうんだ。


小腸の中で発酵が起こって、水素ガスやメタンガスが発生しやすくなっちゃうってワケ。
いやぁ、目から鱗だよね!

SIBOの検査は、ラクツロースという糖を食べてから、20分おきに3時間、呼気中の水素とメタンを調べる検査をしなくちゃいけなくて、結構大変だし、どこでもできるもんじゃないんだ。


だから、まこち的には、思い当たる節があるならば、まずは食事を変えてみて、体調が良くなるかどうかを試してみたらいいんじゃないかなっておもうよ。

SIBOについては、こちら↑ の本をどうぞ。


3.まとめ

腸に良いと思っていた食物繊維や発酵食品が、実は不調の原因にもなり得る。
その原因として、腸のカンジダとSIBOがある。

これらを摂ることによってかえって調子が悪くなるときは、摂りすぎないように制限してみたらどうかな?

どちらにも共通して言えることは、抗生物質やステロイド剤、胃酸を抑える薬など、薬がけっこう引き金になってるってこと。
ステロイド剤を安易に処方する医者はいないけれど、抗生物質は結構簡単に処方されるんだよねぇ…
その影響が何年も後を引くなんてことは考えずに。

本当に必要な薬なのか、よくよく、よーく考えて処方しなきゃだし、飲む方も、よくよく、よーく考えて飲んだ方がいいと思うんだ。

じゃ、今日はこのへんで(^o^)/~~~

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