奇跡的ヒーリングを起こす方法/宇宙のなかの魔法の領域

【ヒプノ記録4-5(2016年11月4日)】
朗読動画 https://youtu.be/oFCe7epILdc

今回は、ヒプノセラピスト・ミセスインヤンが、ある一家に起こる霊障について、「リーダー」(霊媒モスさんの高次元指導霊)に相談します。それに答えて、お寺と神社の違いや、宇宙のなかの魔法の領域、奇跡的なヒーリングを起こす方法について、リーダーが教えてくれました。
 
Q(ミセスインヤン):家族全員がいつも何かの病気になってしまう一家がいます。息子さんが失明し、娘さんが脳の手術をして、お母さんも肺を患っているという一家なのですが、それはカルマや因縁によるものでしょうか。お寺の家系で、家族関係にも色々と問題があります。息子さんはA君という名前で、スターシードではないかと思うのですが、違いますか?
A(リーダー):スターシードかどうかは、個人の名前が登録されているわけではないので、その魂のエネルギーコードを読む必要があるのですが。今のお話しから本人のエネルギーを追ってみると、そのお寺と何か関係があるかもしれません。その一家は、以前はお寺をやっていたけれども、今はもう辞めていますか?
Q:はい、今は普通の家庭になっています。お寺の建物はまだあるかもしれませんが。
A:そうですか。そのお寺を守るために今、特に何かしているわけではないですね?
Q:そういうことは全くしていません。
A:そして、このお寺は何代も続いたお寺ですよね?
Q:そうです。
A:分かりました。そうすると、お寺をやっていた頃に、このお寺を頼って訪れていた霊がたくさんいたのだけれども、その霊たちのお世話を最後までしていないことが一因となっているようです。霊たちが頼るところを失って、困って助けを求めてきているのです。その霊たちが抱えていた問題を代わりに引き受けて、病気になっているような状況と言えば、分かりやすいでしょうか。日本語で言うと、「因縁」や「カルマ」というような言い方になってしまうのですが、前の代からのお寺のカルマのようなものがあり、それが清算できていないのです。
Q:そうなのですか。先祖供養はしているのですけれども。
A:これは、先祖供養とは違うものです。そういうものではなくて、そのおうちが、代々、困っている霊のお世話をしてきたので、そのお寺の前に霊道のようなものができているわけです。だから、その霊道を目指して頼ってくる霊が後を絶えないわけです。「この霊道はもう閉めました」というお知らせは出したのだけれども、そのお知らせが伝わっていない霊たちいるのです。それで、いざ来てみたら道がふさがっていて、どうしたらいいか分からないという状態になっているのです。それで色々と探して元住職の一家を探し当てて頼ろうとする。そうすると、その霊たちが持っていた病気や、頼ろうと思っていた問題というのが、その一家に出てきているという状況です。言ってみれば、問題を肩代わりして浄化してあげているわけです。
Q:なるほど。それは善いことなのですか?
A:善いか悪いかは本人たちが決めることだけれども、そういうやり方を続けたいかどうかです。
Q:どうすればやめることができますか?
A:もしやめるとすると、これは、他に行ってもらう所を探して、きちんと道を付けてあげるということをしないと駄目です。
Q:なるほど。他に、どこかに行ってもらう道を付けるということですか。
A:はい。門前払いで帰ってくださいというのではなく、うちはもう門を閉めたので、こちらに代わりに行ってくださいと他を案内できると良いと思います。
Q:どのようにやるのが一番いいのでしょうか。
A:そうですね、いろいろな方法があるけれども、そのご一家にはどのような方法ができそうでしょうか。本人たちにできそうな方法が一番いいです。
Q:その一家は、ヒーリングの仕事もしているのですが、それも関係があるでしょうか?
A:ヒーリングをしているのですか?それは恐らく、このお寺に助けを求めに来た霊と、クライアントの抱えている問題の波長がマッチして、クライアントに憑依した状態でやって来ているのだと思いますよ。
Q:では、ヒーリングをやめたほうがいいのでしょうか。
A:いや、むしろ止めないほうがいいです。頼ってくる霊の数に対して、それに対応する人間の数が足りていないのです。このお寺の霊道は、かなり大きなものに見えます。ですから、かなり大きなお寺だったはずです。この大きさの霊道だと、この先も3代か4代くらい後まで続けて浄霊するくらいの霊たちが並んでいたはずですよ。この霊たちを、元住職の一家が浄霊し続けているわけですね。お寺という守りのないなかで、少人数で浄霊を続けているために、負担が大きくなってしまっているのです。
Q:そうなのですね。それでは、他のお寺に「よろしくお願いします」と言って、引き渡しに行けばよいでしょうか。
A:そうですね。他のお寺にお参りに行くのは良いアイディアです。他のヒーラーに応援を頼むのも良いでしょう。
Q:他のヒーラーですか。このご一家は、神道系のヒーリングなのですが、それでも良いでしょうか。
A:神道系のヒーリングなのですか。でもやはり、霊たちはお寺を頼って来ていますから、お寺のほうが馴染むはずです。どうしても霊の系統というものがありますからね。神道と仏教では、管轄している霊界の領域が異なっているのです。神道というのは、地球の神界や霊界、地底霊界の一部を管轄していますが、お寺というのは地上世界全般と地底霊界の一部を管轄しています。
 しかも、お寺を頼ってくる霊たちは、宗派なども気にするでしょう。ですから、同じ宗派のお寺に行って、そこのご本尊に「お願いします」とお参りをするのが良いと思います。そして、霊の方にも、こちらのお寺に行ってくださいと伝えると良いでしょう。そんなかたちで、いくつかのお寺にお願いした方が良いかもしれません。しばらくそうしてみて、それでもまだ問題がありそうでしたら、また聞いてください。
Q:はい、分かりました。ありがとうございました。
 
 
A:ミセスインヤンも、モスさんも、あなたがたには二人とも、地球に生まれてくる際に自分でやると決めてきた仕事のリスト――それを使命と呼ぶ人もいますが――そういったものがあります。たとえるなら、やることリストの書いてあるブループリント(青写真)があって、それぞれの項目ごとにスコアもあるわけです。
 これはあなたがた次第なのですが、もし、このヒプノセラピーの記録を公開するのであれば、そのブループリントのスコアを少し埋めることができます。得点を稼げるようなものですね。
Q:確かに、分かります。やることリストに丸を付けられるわけですね。
A:そうです。ですから、この仕事をやれば、今後やるはずだった別の仕事をやらなくてすむ、ということにもなります。
Q:それはいいですね。
A:はい。それから実は、宇宙連合のリーダーである私たちにも、カルマがあります。
Q:そうなのですか。
A:もちろん、そうです。カルマと言うとマイナスのイメージになってしまうかもしれませんが、別の言い方をすれば、この銀河系や、地球に対して、責任があるでしょう。そのような責任のある存在として、我々もあなた方と共に学んでいるし、成長しているのです。我々が、アンドロメダ銀河からこの時空間にやってきて天の川銀河を創った。その結末のひとつとして、地球という惑星と、そこに住む人類が生まれました。ですから、こうしたかたちで地球の歴史に参加をするのは楽しいことですし、得るものもあります。我々の責任の一端を、こういうかたちで果たすのも面白いですよね。
Q:そうですね。楽しいことを沢山やりましょう。
A:ただし、私のことを「アシュター」と書くのはやめて下さいね。「アシュター」や「アシュタール」というのは、私たちが地球人にメッセージを伝える際に用いられている名前ですが、この名前を使ってメッセージの拡散をする仕事というのは、主に金星を中継地として、それ専門のチームがやっています。その他にも、私が宇宙全体に向かって発しているエネルギーをキャッチして、「アシュター」を名乗ってチャネリングしている人たちも世界中にたくさんいます。「宇宙連合」や「銀河連合」についても、色々な人が色々なイメージでこの領域を捉えています。そうした様々なイメージと拮抗(きっこう)したくないのです。
 地球人がよく陥りがちな思考パターンとして、「誰が本物か」「どちらが上か」というものがあります。同じ名前を名乗る霊的存在や、似たような情報が出てきたときに、「本物か偽物か」「本当か嘘か」「どちらが上か下か」といった思考をすぐにして、自ら混乱に陥ってしまうのです。そのような状況はできる限り避けなければいけません。
 Q:確かに、そうですね。私も先ほど、神道と仏教の話になったとき、どちらが霊的に格上なのだろうと思ってしまいました。
A:いや、それは上も下もないです。それぞれ管轄が違うというだけです。

Q:そうなんですよね。私はやっぱり人間的な思考になっていますね。
A:そうですね、ミセスインヤンは何回か地球に転生していますからね。
Q:やっぱり、そうですか。私はもうだいぶ長く地球にいますか?
A:いや、それほど長くはないですよ。でも、短くもないです。今回で地球への転生は4回目くらいでしょうか。でも、短命で終わった人生が1回分ありました。
Q:早く死んだのですか?何歳くらいですか?
A:幼い子どもの頃でしょうか。生まれて来てはみたものの、あまり長居したくなくて、すぐに還って来てしまったという人生です。
Q:そうですか。分かる気がします。
 
A:あなたの魂のルーツは、アンドロメダ銀河とも契約を結んでいる宇宙の魔法地帯ですね。魔法使いの魂たちが所属している宇宙霊界の領域です。
Q:魔法使いの領域ですか?そこのリーダーはもしかして、ドロレス・キャノンさんでしょうか?
A:彼女は地球担当で、リーダーはまた別にいます。魔法の領域というのは、宇宙連合や銀河連合、地球のアセンションなどと言っている意識の領域よりも、ずっと広いものです。ですから、天の川銀河だけでなく、アンドロメダ銀河ともつながっているし、他にもいくつかある別の宇宙ともつながっています。魔法の領域から来た魂は、そうした様々な宇宙空間を自在に横断することができます。全て顔パスですね。宇宙の通行証を持っているようなもので、自由に旅ができるのです。そして、行商人のようなかたちで、様々なメソッドやテクニックを開発して売っているのです。我々にとっても、詳細は謎です。
 魔法使いの領域があることは分かっているのですが、宇宙空間を流動的に動いていて、あるところに定まって存在しているわけではないのです。それで、縁のあるところは全て顔パスで、通行証も自分たちで作ってしまえるので、宇宙のどこにでも行けてしまうわけです。
 普通なら、ひとつの銀河での学びが終わってから、次の銀河に移って次の学びを始めます。ひとつの銀河でのサイクルが終わるまでは次の銀河には行けません。そうでなければ、仕事で別の銀河に出張するから、通行証を作るとか、そういった手続きが必要です。でも魔法使いたちは、そういった手続きがほとんど必要なく、銀河から銀河へと移動できてしまうのです。ですから、色々な銀河の知識やテクニックをもっていて、それらをつなぎ合わせることができるのです。あっちの銀河とこっちの銀河の技術を組み合わせて、こういう感じで作るとこの銀河に合った新しいテクニックができあがる、という具合です。そうしてできたテクニックのひとつが、ドロレス・キャノンのクォンタムヒーリング、QHHTです。これも大きなテクニックですよね。こういうものを開発して、我々のようなところに売りに来て、「エネルギー交換しろ」と言うわけです(笑)。このテクニックを売るから、代わりにこの銀河の知識をくれと。
 
Q:なるほど。では、このQHHTをしている人はみんなその魔法の領域から来ているのですか?
A:いいえ、みんなとは言えません。魔法の領域というのは、ひとつの学校のようなものでもあります。いつでも生徒の募集をしていますから、行きたいと思えば誰でも申し込むことができます。魔法の領域を魂のルーツとしている人ももちろんいて、あなたもその一人です。でも、他のところに魂のルーツがあって、魔法学校に申し込んで入学することで、魔法の領域の一員になる人もいるわけです。
 宇宙の仕組みは、それほど堅いものではありません。もっと自由で流動的です。自分でやりたいと思うとやりたいことができ、こういう世界を創りたいと思えばその世界ができあがります。自分の住む世界をどう設計するかはそれぞれの自由です。
 
Q:なるほど。では、もし私が魔女だったら、病気の人を一瞬で治すといったことはできないものでしょうか。
A:それを本当にやりたいですか?
Q:やりたいです。やってみたい!と思うんです。だって、できたらカッコいいじゃないですか。
A:ほら、「カッコいいからやってみたい」わけでしょう?だから、できないのです。純粋に相手を思う気持ちがあって、病気を治したいわけではないでしょう?
Q:いやあ、できたらスゴイだろうなと思うのですが。でも、そういうことをすると、その人たちのカルマの解消に介入し過ぎてしまうのではないかとも思います。
A:それは、「カッコいいから、スゴイから、やってみたい」という自己満足の気持ちでやろうとするから、見えなくなってしまうのです。
Q:え?なんですって?
A:「カッコいいから」ではなくて、真剣に「人々を救いたい」という純粋な気持ちからヒーリングの仕事をし続けていれば、相手のカルマや周りのエネルギー状態など、病気に関連しているものが全てクリアに見えるようになっていくものです。
 これを鍼灸(しんきゅう)にたとえてみると、針を刺す場所や、刺す深さが明確に見える、というようなものです。それが見えない、迷いが生じるというのは、「スゴイからやってみたい」という気持ちがあるからです。それは、宇宙からのメッセージを受け取ろうとする際に、心の目や耳が曇って正しく受け取れないのと同じです。
 やってみたいという気持ちはとても良いものではあるのですが、「奇跡的なヒーリング」というのはかなり特殊な現象です。果たしてそれが本当に必要なのかどうか、よく考えてみる必要があります。
 今の地球で「奇跡的なヒーリング」をやろうとすると、むしろ「奇術」のように見えるでしょう。それは本当に癒しの効果をもつのかというと、癒しの効果というよりは、奇術を見せる効果になるのです。つまり、ここに不思議な現象がありますよ、目に見えない世界があるのですよ、ということを人々に納得させるための技術であるという方が近いです。そういう意味では、できなくていいといいましょうか。奇跡を起こす必要は、必ずしもないのです。地球の状況を考えると、今のペースでやっているのが本当のヒーリングです。「奇跡を起こしてみたい」と思う人は、その意味するところを、少し考えてみて下さい。どうして「奇跡を起こしてみたい」のか、あなたにとって「奇跡」とは何を意味するものなのかを。
Q:なるほど。私が子どもたちにヒーリングをするときは、すごく治りが早くて感謝しています。でも、あっというマジックのようなことは、起こらないのでしょうね。
A:「起こらない」と断言することはできません。必要なことは起こり、必要のないことは起こりません。
Q:分かります。では、あまり深く考えないようにしておきます。
A:そうですね。「奇跡的なヒーリング」というのは、人々を真剣に救いたいという気持ちから癒しの技(わざ)を追究していったときに、はじめて行きつくことのできる境地です。ですから、「奇跡を起こしてみたい」という好奇心や「スゴイからやってみたい」という憧れの方が大きいあいだは、奇跡を起こそうとしても起こりませんし、それを追究するとかえって楽しくなくなってしまうと思いますよ。
 

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