「就活」に「LOVE理論」は持ち込めるのか。
就活とLOVE理論
大学生が就活生としての活動を本格的にスタートするときに
「何か自己啓発本を読もう」
と思うはずだが、その「何か」にぴったりな本を見つけた。
水野敬也先生の「LOVE理論」である。
四季報でもなく7つの習慣でもなく
LOVE理論武装することで
ライバルとのGD(グループディスカッション)
に差がつくわけで、皆さんに伝授したい。
就活とは内定を取る戦いで言い換えれば
会社をオトスことができるかどうかの勝負
であり、相手を手中に収めるという意味では
恋愛と同じ。
恋愛とおおきくことなるのが
まだだれも恋が成就していない(内定が出ていない)
状態でスタートできることだ。
学生時代のときのように
足の速い奴がいつのまにか女子から告白され
気づいたときには差がついている状態ではなく
みんな一斉に枠入りし出走する競馬状態といえないか。
走る前の今だからこそ
どうやったら相手をオトスことができるのか
正しい理論を持って望むべきだと思う。
LOVE理論
まず愛也先生は
「恋愛感情を抱いている人の前で人間はぎこちなく、
ストレートにいうとキモくなる」と言っている
これは
第1志望の企業の面接と全く一緒。
好きという思いが強いほど
緊張し、ぎこちなくなり失敗する。
ではそのためにはどうするか
愛也先生は
執着分散説を説いている。
「ひとりの異性に執着し、
多くの異性のことを恋愛対象として
みていないから本気になったときキモくなる。
恋愛対象としてみる異性を増やせば緊張が和らぐ」
一つ目から倫理観に欠けるアドバイスではあるが
こと就活においては「恋愛対象企業」を増やすことは必須と言えるだろう。
本気で落としたい企業の面接を繰り返すことで気ごちなさという角が取れ、ありのままの自分で勝負できる。
そうすると自分が落としたい企業一覧ができていくが
愛也先生はここでBTO理論を展開する
BTOはブサイクティーチャーオノの略であり
(なぜオノなのかは本編を読もう)
理想の相手を落とすためには現実を見ろと言う
つまり
「今の自分はその理想相手を落とすべくして生まれた人間になれているか
それとも理想に似合わないブサイクなのかはっきりと自覚しろ」
ということであり、
就活でも「恋愛対象企業」を落とすためには
自分の実力を把握することが必要である。
実力把握=自己分析ではない。
自分史を書くんじゃない。
自分を探し行くんじゃない。
なんでもいいから面接を受けろ。
これは一見執着分散説と同じように感じるが
この面接では
「就活の面接ってこんなもんか」
と感じられればOK。
面接の内容以外の要素である会場の雰囲気、面接官との距離、面接前後の手続きなどなど
イメージしているだけでは掌握できないことを感じに行くことが目的。
そうすることでより一層理想と現実のギャップを正確に把握できる。
そうして今走っている地点とゴールまでの距離が把握できたらあとはそのゴールにたどり着けるという「自信」をつけるのみである。
自虐ギレ理論
愛也先生にはバレている
その距離がとてつもなく遠く感じてしまう
とてもたどり着けないように
そんな我々を救ってくれる次の理論が
自虐ギレ理論である
自信を持てない理由は「劣等感(コンプレックス)」であると一蹴し
コンプレックスを受け入れるのではない
受け入れるということは妥協することとなんら変わりなく
受け入れてる暇があれば努力しなさい
卑屈になるのではなく
堂々と強気のスタンスで自虐していく
そうすることでその劣等感が武器になる
自虐しながらキレる
自虐ギレしていけということだ
さあこれでゴールが見え、自分の立ち位置も分かり、
自分で自分に鞭を打てる状態の
サラブレッド就活生ができあがるわけだが
一番最後に大切なことが、どんなサラブレッドでも
「絶望する日が必ずくる」
ということである。
絶望する日々
むしろ愛也先生は恋愛は絶望する日々を送ることだ
とすら言っている。
それでも愛也先生は
「失敗は存在しない。その方法が違うと分かっただけで、それは成功なのだ」
というネガティブを無効化するパワーワードを授けて
絶望を乗り越えさせてくれる。
ゴール前で差されそうなサラブレッド就活生も
この言葉の鞭を打てば必ず内定にありつけるだろう。
ここまでLOVE理論武装を固めてきたが
最後ににわたしから改めて問いたいことがある。
就活のゴールってどこだ?
間違いなく内定である。
では本当のゴールはどこだ?
内定の先にあるもの。
この問いに答えを出すことこそが
あなたにとっての就活であり
就活の先を見ている就活生は
市場では間違いなく希少価値が高く
結果としてたくさんの内定がついてくるだろう
そんな就活生になるためにも
まずは四季報でも7つの習慣でもなく
ラブ理論を読んで愛也塾に入門してみてはいかがか。