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罪悪感ある「揚げ物」との上手な付き合い方

こんにちは。はぎばぁちゃんです。

https://twitter.com/ashiyabi_sango

カラダを整えることがどれだけ大切か、年を重ねるごとに日々感じています。

何をするにも、体調が優れないと気分まで憂鬱になりうまく進まなくなってしまいますよね。
子育て世代の方は特に、1日にやらなければならないことがたくさんあるので疲れも溜まりやすく注意が必要です。


カラダを作る基本は食事・運動・睡眠ですが、その中でも特に意識していただきたいのが「食事」です。


日々お客様のカウンセリングを行っている中で思うのは、やはりまずはここを整えてほしいなということ。ここを疎かにしてカラダを整えようと思っても、思うような効果が出にくいことを目の当たりにしています。

そんな私も、これまで以上に食事に気を配るようになったのは娘を妊娠してからでした。

自分一人の体ではない、私が食べるものが娘の体を作るんだという意識が芽生えた妊婦時代。そして産後、娘が3歳になるまで母乳をあげつづけていたので(長かった・・・)、カフェインやお酒はもちろん、ファーストフードも避けて過ごしていました。

そんな中、もう一つ気を配っていたのが「油」です。

娘の皮膚が弱いこともあり、バランスのとれた和食を心がけることはもちろん、体に悪い油をできるだけ避け、よい油を摂ることを心がけてきました。


体に悪い油をたくさんとってしまう食べ物の最たるものが「揚げ物」なのですが、
みなさんは、揚げ物が食べれば食べるほど体を壊す食べ物だということを知っていますか?

アメリカのとある研究では、揚げ物を毎日食べる人とほとんど食べない人とでは、死亡リスクが約8%も上昇していました。

そんな揚げ物ですが、一体何がそんなに体に悪いのかをご紹介していきます。

揚げ物に含まれる有毒物質

揚げ物には油を高温調理した際に発生する毒性の高い物質が含まれています。
それが下記の5つの有害物質です。

・アルデヒド
・トランス脂肪酸
・AGEs
・ALEs
・アクリルアミド

聞いたことがある名前もそうでない名前もあるかと思いますが、この中でも特に注意していただきたいのが、毒性の強い『アルデヒド』です。

これは活性酸素のように細胞内のミトコンドリアを傷つけてしまうもので、体内で炎症を引き起こし、特に神経細胞に大きなダメージを与え、その結果、脳卒中や心臓病のリスクを高めてしまう・・・という恐ろしい物質です。

脳卒中や心臓病のリスク・・・
怖いけど、なんとなくまだ大丈夫、私には関係ないと思いませんでしたか?

ところが、私たちが日々摂る油は、ホルモンや細胞膜、核膜などの材料にもなっているので、

質の悪いものを摂っているとお肌の状態も
カラダの状態も悪化してしまいます。

最近お肌の調子が悪い、体がダルい、凝りや痛みを感じやすくなった、集中力が保てない、気持ちが乱れやすい、太りやすくなった、というお悩みが、揚げ物を摂ることで悪化させているとしたら、あなたはそれでも揚げ物を食べ続けますか?

日本人は油の代謝能力が低い

また、日本人は欧米人に比べて油を多用する食事を摂ってきた歴史が浅いため、油を代謝する臓器である『膵臓(すい臓)』の機能が弱いといわれています。

ギリシャやイタリアでは、日常的にオリーブオイルを利用した食事をしてきた歴史が約6000年も前からありますが、日本人はここ約150~200年くらいのもの。大きな差があるのは一目瞭然ですね。

それなのに週に何度も揚げ物を食べてしまうと、食べれば食べるほど消化が悪くなり、カラダの機能を調節するホルモンも分泌されなくなってしまいます。


たかが揚げ物、されど揚げ物・・・
食べれば食べるほど、あなたの体を蝕んでしまう食べ物なので、たまに食べるぐらいにして極力控えてほしいな、というのがばぁちゃんの意見です。

そうはいっても揚げ物を食べたい・・・!
そんな場合の対処法


そんなことを言われても、食べたいものは食べたい!家族も食べたがっているんだから仕方ないじゃない・・・!

という方も多いと思いますので、ここからは揚げ物を食べるときの注意点をご紹介していきたいと思います。

ほんとは極力避けていただきたい・・・
でも、我慢を重ねるのもかえって良くないので、押さえてほしいポイントをいくつかご紹介していきます。

揚げ物をする時の油、何を使ってる?

みなさん、揚げ物をする時にはどの油を使っていますか?

一番多いのがサラダ油やキャノーラ油だと思いますが、実はこれらの油はおすすめできません。サラダ油はリノール酸が多く、高温で加熱することによって体内に炎症が起こりやすくなります。

また、キャノーラ油は原料のほとんんどが海外の遺伝子組み換え品種になっているため、安全性試験においてカラダへの悪影響が多く報告されているものなのです。

では一体、どんな油がおすすめなのかというと・・・

・米油
・オリーブオイル
・ラード
・牛脂
・国産菜種油

これらの油がおすすめです。
ばぁちゃんは米油やオリーブオイルを使うようにしています。

そしてここでもう一つ大切なこと。
それは、油は使いまわしをせずに使用後に捨てることです。

使いまわしをすればするほど、毒性のあるアルデヒドを多量に摂取してしまう可能性があるためです。

ついつい、こして次回もまた使おうとしてしまいますが、これをすればするほどアルデヒドをたくさん摂取してしまいます。


外食だと、同じ油を1日中変えずに何度も使用することが普通ですので、できるだけ自宅で調理するのがおすすめです。

油を捨てるのがもったいないと感じてしまう方には、無水調理鍋を利用して少ない油で揚げたり、ノンフライ調理のできる調理器具を活用するのがおすすめです。

吸油率に注目して選ぶ

さて、突然ですがここで質問です。
みなさんはアジフライとトンカツだと、どちらがヘルシーだと思いますか?

アジフライの方が魚でヘルシーなイメージがあると思いますが・・・
実はその逆。トンカツの方がカロリーが低くヘルシーなのです。

これはなぜかというと・・・
油の吸油率の違いが関係しています。

吸油率の割合が高いほど多くの油を摂取することになりますが、アジフライは22%に対して、トンカツは14%と低くなります。カロリーもアジフライが1人前2尾で560㎉に対して、トンカツは1枚100gで497㎉。トンカツに軍配が上がります。

一般的に、吸油率は衣の多さや食材の水分量、食材の大きさによって変わります。

素揚げ > から揚げ >トンカツなどのフライ、フリッター > 天ぷら

の順で吸油率が高くなり、食材が小さければ小さいほど表面積が多くなるため吸油率が高まるので、一口カツよりはトンカツを、細長いフライドポテトよりは大き目のフライドポテトを、というように意識していただくといいですね。

一緒に食べるものを工夫する

最後に、揚げ物を摂るときに先に食べてほしいものをご紹介します。

まずは「食物繊維」。脂肪の吸収を抑える働きがあるので、キャベツの千切りや野菜、海藻、きのこを食べてから揚げ物を摂りましょう。

次に消化を助ける「酵素」がとれるもの。これは、から揚げによく添えてあるレモンや大根おろし、生野菜などから取ることができます。

また、脂肪の代謝をサポートする「ビタミンB1」を摂ることも大切です。
玄米や豚肉、ごま、舞茸、大豆、落花生、エンドウ豆などに多く含まれますので、一緒に食べられるといいですね。

まとめ

以上が揚げ物を食べる時にばぁちゃんが気を付けていることなので、
意識して摂りいれてもらえると嬉しいです。

揚げ物は頻繁に食べることはおすすめではありませんが、頻度を減らしてこれらのことに気をつけて食べると体への負担が少なくなります。

体調が悪いと気分が優れないだけでなく、日々の仕事や家事、育児にも大きく影響してしまいます。

このnoteを読んで、今の不調の原因の一つがもしかしたら食べ物にあるのかもしれない、ちょっと気をつけて過ごしてみようかなと思っていただけると嬉しいです。

日々頑張ってくれている私たちの体をよりよい状態で維持するために、小さなことから気を付けて過ごすことは本当に大切です。

今の習慣が、5年後・10年後のあなたのカラダを作ること、忘れちゃいけませんよ!

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