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Number 1 Tea(ナンバーワン ティー)―華やかに、軽やかに。

 紅茶ブランドTWGには、今まで紹介してきたような名前が付いている茶葉の他に、数字が振られているだけのものも存在する。今回は、1番の番号が付けられたNumber 1 Teaを紹介する。先に断っておくと番号のシリーズは18まであるため、Number 1 Teaの「1」はベストという意味ではないと思われる。

 缶を開けると、クッキーを彷彿とさせる甘い香りが漂ってくる。以前取り上げたHaute Couture Teaにも似ているが、今回のNumber 1 Teaにはナッツのような香ばしさも含まれているように感じた。

 味わいとしてもHaute Couture Teaに通じる華やかさがあり、ミルクティーにしても美味しい。ただ、個人的にはHaute Couture Teaより少し軽やかな印象を持った。それでも紅茶だけでもしっかりとした個性を持っている方ではあるため、茶菓子がなくても十分に満足のいくティータイムが楽しめるだろう。

 マリアージュなら、香ばしい香りを茶葉が持っていることから、ナッツやキャラメルを使ったスイーツがおすすめだ。手元にないため試してはいないが、恐らくナッツをキャラメリゼした菓子のフロランタンなどがぴったりではないかと推測する。その他にも茶葉の持つ明確な特徴を活かして、シンプルなクッキーやクロワッサンなどを添えると良いだろう。スイーツでも、フルーツを使ったタルトやケーキなど、菓子自体に主張があるものは、あまり合わないような気がする。また、甘い香りのため、食事系と合わせることも、あまりおすすめはしない。

 今回紹介したNumber 1 Teaは、量り売りのみでの販売となっている。茶葉しかないので扱いづらいかもしれないが、紅茶だけで満足感のあるティータイムを過ごしたい人には是非おすすめだ。また、もしHaute Couture Teaを好きな人が居たら、ぜひ試して飲み比べて違いを味わってみて欲しい。

Number 1 Teaの入った缶。容器は別売り。

Haute Couture Teaの記事はこちら↓


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