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絶対に試して欲しい! 美味しい紅茶の淹れ方

 紅茶の淹れ方を「茶葉の上から湯を注ぐだけ」だと思っては、いないだろうか。確かにそれでも飲めるが、本来の味や香りを楽しむには、それでは足りない。一人の紅茶好きとして、いつもやっている美味しく淹れる方法を紹介する。


美味しい紅茶を飲むために大切なこと

 美味しい紅茶を淹れるポイントは、3点だ。1つ目は熱い湯を使うこと。2つ目はティーポットを温めておくこと。そして、3つ目はティーカップを温めておくことだ。結構有名な話ということもあり、耳にしたことがある人も居るかもしれない。ただ、その一方でこの3点をないがしろにしている人も多いのではないだろうか。実際、私も特に3つ目のカップを温めることに関して以前は無頓着だった。しかし、この3つを守るだけで同じ茶葉が劇的に変化するのだ。

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美味しい紅茶を飲むために必要なもの

 具体的な手順を説明する前に、道具について少し補足しておく。簡単に言ってしまうと片手鍋、それにティーポットとティーカップがあれば問題はない。それ以外には電子レンジがあると楽なため、ある人は活用して欲しい。ただティーポットとティーカップは、金や銀のデザインが入っていない陶器がおすすめだ。保温性が高い上に、電子レンジに入れることができるからだ。シンプルな陶器以外だとガラス製も使えるが、保温性が陶器よりは低い点だけは注意して欲しい。また、金や銀であしらったデザインが付いたタイプの茶器を使う場合は、電子レンジを使わない方法があるので、こちらを試してもらえると幸いだ。

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美味しく飲むための淹れ方①電子レンジを使う方法

 さて、手順を説明する。まず、電子レンジを使う方法だ。最初に、ティーポットに飲みたい量の水を入れる。次にティーポットから人数分のティーカップの1/3~1/2辺りまで水を入れて、ポットを含めて全部の茶器に水がある状態にする。それから、全てを電子レンジにかける。私が使っているものは1000Wで、普段1~2分加熱している。全ての茶器がやや熱いと感じる位に温まるのを目安に、時間を設定して欲しい。ちなみに、この時点で水は温かいだけで、沸騰していないはずだ。

 ティーポットやティーカップが温まったら、茶器の中の水を全て鍋にいれて沸騰させる。その間、茶器が冷めてしまうと紅茶の香りが立ちにくくなるため、まだ温かいであろう電子レンジの庫内に戻すのがおすすめだ。鍋の中の水が沸騰してきたら、茶葉をティーポットに入れて、その上から沸騰した湯を注ぎ、茶葉の袋に書いてある分数(大体3〜4分のものが多い)を待てば飲めるようになる。蒸らす間もカップも含めて冷めないように、再び電子レンジに入れておく。

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美味しく飲むための淹れ方②電子レンジを使わない方法

 次に、電子レンジを使わない方法を説明する。使うティーポットに水をいれて計量したら、それを鍋に入れて火にかける。熱くなってきたところで一旦加熱をやめて、ティーポットとティーカップに注いで熱を移す。茶器が温まったら再び湯を鍋に戻して、加熱する。その間、ティーポットとティーカップが冷えないように大判の布などで軽く覆っておくといいだろう。沸騰したらティーポットに茶葉を入れて湯を注ぎ、一定時間カップも含めて再び布を被せて待つ。


 文章で書くと難しく思えるかもしれないが、手順は本当に簡単なので、ぜひ試してみてほしい。そして、違いを実感してもらえると幸いだ。



追記
遂に動画版が完成しました!
文章よりもわかりやすくなっていると思うので、ぜひチェックしてみてください。

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