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Number 3 Tea(ナンバー スリー ティー) ―3の数字の由来は不明。

 番号のシリーズは、既に1番と2番を紹介した。今回は3番に焦点を当てるが、何故名前ではなく番号が与えられているのかは、よく分からない。

 缶を開けると、大ぶりの茶葉と角切りになったドライフルーツが顔を出す。茶葉はダージリンのファーストフラッシュよりは小さいものの、かなり大きな部類に感じる。公式の説明によると緑茶と紅茶がブレンドされているらしいので、葉に大きい印象を抱くのは、この辺りが関係しているのかもしれない。フルーツは具体的に明記されていないが、リンゴやプラムのように少し酸味を持つタイプに見える。
 香りとしては、フルーツや緑茶の影響か、すっきりとした印象で爽やかだ。飲み方としては、ストレートか、試していないがレモンも合うと想像する。多分、柑橘系の酸味とフレーバーティーの風味がマッチするはずだ。その一方で、ミルクは少し個性が喧嘩しそうなので、こちらも試してはいないものの、おすすめしない。

 味わいは、香りから受ける印象ほど、爽やかさが全面には来ていない。そのため、色々な食べ物と合わせやすい側面を持っていると言えそうだ。マリアージュを考える場合、食事系の料理なら、さっぱりした物が良さそうだ。
 白桃とモッツァレラチーズのサラダやトマトのカプレーゼのように、素材が酸味を持っている料理が、茶葉のフルーティーさと合うと推測する。少しこってりし過ぎているかもしれないが、ハワイアンピザも良い気がする。あまりおすすめでないのは、酸味のない濃厚な味わいの料理で、ホットドッグやエッグベネディクトだと、紅茶が負けてしまうだろう。スイーツと合わせるときは、フルーティーさを活かして、フルーツタルトのように果物が前面に出たタイプのケーキがおすすめだ。また、チョコレートケーキのようにどっしりとしたタイプは、茶葉の持つ爽やかさとあまり相性が良くないと思うので、避けた方がいいかもしれない。

 茶葉のみでの販売となっており、ティーバッグではない分、扱いづらいと思う。ただ、フルーティーな紅茶が好きならおすすめなので、ぜひ手にしてみて欲しい。


Number 3 Teaが入った缶。基本的には、量り売りのみの販売だ。

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