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Anniversary Tea(アニバーサリー ティー) ―節目には節目のお茶を。

 いきなりだが、1年は52週らしい。初回が第0回だったので、数え間違いでなければ紅茶の記事の連載を開始して今日から2年目になる。毎日記事を別途書いていることもあり、正直ここまで続くとは思っていなかった。それだけに、紅茶の記事が続いているのは結構嬉しい。今回はそれを記念して、その名の通りAnniversary Teaを紹介する。

 袋を開けると、サクランボを彷彿とさせる甘酸っぱい果実の香りが漂ってくる。以前紹介した1837 Black Tea(1837  ブラック ティー)にも、少し似ているかもしれない。ただ、ココアやキャラメルのような、こっくりとした甘味はないため、今回紹介しているAnniversary Teaの方が爽やかな印象だ。ちなみに、TWG公式の説明によると「バミューダトライアングルのエキゾチックなフルーツ」とのことだ。具体的にどういった果物を指しているのかは不明だが、果実味がある点に変わりないだろう。
 味わいとしては、漂ってくる香りに反してかなり爽やかで、さっぱりしている。単体で飲むのはもちろんのこと、幅広くスイーツや料理と合わせても良さそうだ。飲み方としては、茶葉に付いているフレーバーを活かす意味で、ストレートがおすすめだ。ミルクやレモンは試していないが、あまり合わないと想像する。

 比較的何でも合うので、マリアージュを考えるのは困らないと推測する。ただ、爽やかな風味を活かした方が良いとは思う。食事系で合わせて良かったのは、和風のツナとキュウリのサンドイッチ、卵と柚子胡椒のサンドイッチだ。一方で、エッグベネディクトやBLTサンドイッチのような濃厚な味わいの物だと、紅茶が負けてしまうと想像する。
 スイーツの場合は、生の果物を使ったケーキやタルトがおすすめだ。シンプルな焼き菓子も悪くないとは思うが、フルーティさを活かした組み合わせの方が紅茶の風味をより味わえるだろう。

 最後にAnniversary Teaは、量り売りのみでの販売となっている。扱いづらいとは思うが、フルーティな紅茶が好きな人はもちろんのこと、何かの記念日に飲み物を探している場合は、ぜひ試してみて欲しい。

 改めて、1年間ありがとうございました。2年目もどうぞよろしくお願い致します。

Anniversary Teaの量り売りが入っている袋

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