NAMRING UPPER MAJESTIC 2022-EX3(ナムリン アッパー マジェスティック ダージリン春摘み)―やっぱり香り高い春の風物詩
TWGでダージリンファーストフラッシュのアッパーナムリンを飲んでから、可憐な花を思わせる爽やかな香りと緑茶に通じるほのかな苦味、そしてわずかに感じるトロピカルな味わいが気に入っている。ちなみにナムリンというのは農園の名前であり、ダージリンが収穫できる所は他にも数多く存在するようだ。個人的にTWGで試した中では好きだったが、どの位の知名度や供給量を有するのかは全く知らなかった。
日本に帰国した際にデパートの地下を歩いていると、紅茶ブランドルピシアの店頭に「アッパーナムリン」が陳列されているのが目に飛び込んできた。流石に価格は他の一般的な茶葉よりも高めに設定されているものの、出会えた偶然には代えられない。喜んですぐに購入した。しかし、なかなか手が出せない。値段も理由の1つではあるが、それ以上にいつでも春の気分になれるお茶として、大事に取っておきたい気持ちが強かったのだ。ただ、もう年も明けてもうすぐ再び春がやってくる。次のファーストフラッシュが出るまでには飲み切ってしまいたい。ようやく重い腰を上げて、開封したのだ。
袋を開けると、1つ1つの茶葉が大きく、香りも爽やかだ。飲んでみると、緑茶のようなさっぱりとした味わいの中にも花を思わせる味わいがある。個人的に、TWGのもう1つのNamring Upper FTGFOP1(ナムリン アッパー エフティージーエフオーピーワン)は、ややトロピカルな風合いがあることを考えると、華があっておしとやかなNamring SFTGFOP1(ナムリン エスエフジーエフオーピーワン)に方に近い印象だ。
マリアージュを考える場合は、折角なので紅茶を主体にしたい。食事系であれば、和風のツナサンドといった茶葉の風味と合いつつも、主役は譲ってくれそうな料理がおすすめだ。スイーツ系の場合も、クッキーのようなシンプルな焼き菓子が良いだろう。あるいは、抹茶系のデザートとも合うはずだ。
既に販売は終了していると思うが、4月頃になれば、2023年の新しいダージリンが店頭に登場するはずだ。今回の記事で、春に摘まれる新茶に関心を持ってくださった方がいれば、ぜひ手にとってみて欲しい。
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