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Lu Yu Tea(ルーユー ティー) -緑茶と紅茶が手を結ぶ

 紅茶といえば、甘い菓子に合わせるイメージが強く、あまり料理に合わせる印象はないように感じる。また、小豆に合わせる印象もないのではないだろうか。しかし、食事に合う紅茶と餡子が合う紅茶は存在する。今回は、軽食とも小豆ともペアリングしやすいTWGのLu Yu Teaを紹介したい。

 ちなみにLu Yuとは、8世紀頃の中国で茶の文化に貢献した人物の名前らしい。茶に関する書籍も残しており、現代でも尊敬されている人のようだ。恥ずかしながら、今回調べるまで知らない人物だった。調べた印象から言うなら、時代は違うものの日本でいうなら千利休のような人物ではないかと推測する。TWGのLu Yu Teaが、紅茶でありつつも緑茶とのブレンドになっているのは、中国の歴史上の人物から名前を拝借していることにも関係があるのかもしれない。

 香りはスモーキーで、どっしり力強い印象だ。以前紹介したRussian Breakfast Teaも、燻した香りが少し付いていたが、Lu Yu Teaの方が圧倒的に強い。違う種類の茶葉が配合されているため、口に含んだときは紅茶のしっかりとした味わいを感じることができる上に、後味では緑茶に含まれる花のすっきりした余韻が残る仕様になっている。
 マリアージュとしては、緑茶が入っているため、甘い物なら小豆の入ったあんぱんや小倉トースト等がおすすめだ。食事なら、少し醤油や辛子を入れて和風に仕上げたツナサンドもピッタリと合う。また、燻製のような香りを持つことから、ソーセージを挟んだホットドッグのようにパンチのある食事にも、負けることなく合わせることが可能だ。
 こちらの茶葉は、量り売りのみでの販売となっているため、あまり入手しやすい方ではない。しかし、緑茶が配合されていることで、普段は紅茶を飲みつけない人でも緑茶と同じような感覚で口にすることができる。緑茶好きの人にも、おすすめしやすいフレーバーと言えるだろう。

Lu Yu Teaの量り売り。

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