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ありがとう!水井真希さんを追悼する記事

私たちの仲間、映画監督で女優の水井真希さんの訃報を聞きました。隊員一同、水井さんが、心やすらかに眠られることをお祈りしています。私たちは、7月29日の6時半から、個展会場の北千住BUoYで追悼イベントを行います。それに伴いまして、彼女の活躍を心に留めておくため、彼女の明日少女隊での活躍をここに記したいと思います。

水井さんの制作した映画「ら」はこちらで無料公開されています。

水井真希さんの明日少女隊での活躍

水井真希さんは、2016年11月1日に明日少女隊と一緒に活動をすることに興味があると連絡をいただき、それ以来私たちは、多くのアート制作やアクティビズムを共にしてきました。

今日は、彼女が明日少女隊を通して活躍したアート&アクティビズムをご紹介します。

まず、水井さんが参加されたのはビリーブキャンペーンでした。

ビリーブ・キャンペーンでは、3331アーツ千代田でソーシャリー・エンゲージド・アート展にビリーブマーチの作品を出展すると同時に、女子力カフェも開催したのですが、水井さんは女子力カフェでご自身の映画について語る会を開くなどしていただきました。また、水井さんの映画のDVDの販売も行いました。

女子力カフェにいらっしゃる水井さん 2017

同じ展覧会の会場で、2017年の2月26日にはビリーブ・トーク&マーチというイベントを開催し、そこに、弁護士の太田啓子さんと共に、水井真希さんにも登壇していただきました。

その翌月にあった東京のウィメンズマーチでのイベントでは、水井さんに明日少女隊のプラカードをいっぱい持って登壇していただきました。


広辞苑の撮影 2017

2017~2018年は、水井さんは広辞苑キャンペーンで活躍されました。現在、北千住BUoYで展示中の広辞苑キャンペーンの壁に使っている写真は2枚ともモデルは水井さんになります。

広辞苑第6版を読む水井さん 2017
出版されたばかりの広辞苑第7版を抱く水井さん 2018


2019年には、水井さんは私たちの「慰安婦」問題についてのパフォーマンスのクラウドファンディングに応援メッセージを寄せていただき、さらに、パフォーマンスの打ち上げにも参加され、交流しました。

多くのアーティストや映画関係の方同様、水井さんもまた夜の街でも働く方でした。明日少女隊と上野千鶴子さんとの対談で、上野さんからセックスワーカーについて失礼なご意見があった時、当事者を多く知る水井さんに詳しいお話しを聞き、ブログを書いたりしました。

また、水井さんは映画界の#MeTooについても大変詳しく、最新情報を送ってくださり、それを私たちがシェアしたり、明日少女隊のSNSに書き込んだりということもほぼ毎年していたように思います。

明日少女隊の本にもたくさん水井さんが登場しています

私たちの本には、68ページに水井さんの映画の紹介、86ページの広辞苑キャンペーンのページに水井さんの写真、111ページに水井さんからの「慰安婦」問題への応援メッセージが掲載されています。

水井さんが、心安らかに眠られることをお祈りしています。

<グリーフ・イベント>

明日少女隊は、7月29日の6時半から、個展会場のビリーブキャンペーンの部屋で水井真希さんの追悼式を行います。

このイベントでは、アメリカのセラピストの教えを元にオーガナイズされています。ここで私たちが行うステップは、グリーフセラピーの一部です。

グリーフとは、誰かを亡くした時に感じる強くて複雑で深い悲しみなどの感情のことをいいます。

かけがえのない仲間を失ったことで私たちの心にはさまざまな感情が沸き起こります。どんな感情でも、受け入れてください。怒り、悲しみ、喪失感、苛立ち、孤独感、恐怖といった感情はすべて、死と共にあり、良い感情、悪い感情というのはないのです。

1) 訃報を聞いてから、どのような感情が湧いてきましたか?
2) 水井真希さんとの思い出を話してください。
 3) 彼女から学んだこと、感銘を受けたこと、あなたの成長を助けてくれたことなどです。
4) 私たちが前進していく中で、水井真希さんを称えるために何をしたいですか?女性の権利のための戦いを続けるとか、「水井さんはOOが好きだった。OOを見たら、水井さんのことを思い出します "といった簡単なことでもよいです。

また、悲しみは愛であることを忘れないでください。
その人が物理的にこの世にいなくなったとしても、私たちはその人を愛し続けるのです。


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