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戦後女性感謝プロジェクト

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2020年5月の記事一覧

随筆家:白洲正子

今回は随筆家の白洲正子(しらすまさこ)を紹介します! 1.どんな人だったの?白洲正子(1910年-1998年)は東京生まれで、読売文学賞を二度受賞した随筆家です。 (参照:https://buaiso.com/about_buaiso/masako.html) 樺山伯爵家の次女として生まれました。4歳で能を習い始め、14歳の頃、女性として初めて能舞台に立ちました。 (参照:https://buaiso.com/about_buaiso/masako.html) その

教育者・女性解放運動家:河崎なつ

「戦後女性感謝プロジェクト」、2人目に紹介するのは河崎なつ(かわさきなつ)です! 1.どんな人だったの?河崎なつ(1889年-1966年)は奈良県に生まれた教育者・政治家・女性解放運動家です。働く母親の権利をうったえ、女性差別と戦いました。 奈良女子師範学校卒業後、奈良県五條市の小学校で教師として働き、その後東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)に進学しました。1921年には与謝野晶子や西村伊作らと共に、文化学院を創立し、日本で初の男女平等教育を実施。国語を教えて

戦後女性感謝プロジェクト

明日少女隊は匿名の自由参加をコンセプトとしたグループですが、メールでの連絡や、ブログの記事や、取材を受ける際に、便宜上のアーティスト名を使っています。 私たちは、戦後活躍した女性や性的少数者、また、彼女たちの権利向上のために貢献した人の名前を名乗っています。 戦後の日本文化は、男性ばかりで作られたの? 皆さんは、2016年から使用されている育鵬社の歴史の教科書が、男性ばかりの監修者によって作られ、非常に男性中心的な内容になっていることをご存知でしょうか。 この中でも特に

ファッションデザイナー:杉野芳子

「戦後女性感謝プロジェクト」へようこそ。 今回はファッションデザイナーであり、学校経営者でもある 杉野芳子( すぎのよしこ)を紹介します! 1. どんな人だったの?杉野芳子(1892年-1978年)は千葉県に生まれ、ニューヨーク留学を経て、帰国後に日本で活動したファッションデザイナー・学校経営者です。 22歳のときに単身で渡米し洋裁を学び、日本で杉野学園ドレスメーカー学院を創立。服飾技術を身に付けることで、日本の女性が自立できるようにという想いを持っていました。「ドレメ式