人生は無いものねだり
人はわがままな生き物だ。
結婚する前は、結婚した友人が羨ましかった。子供がいない時は、子供がいる人が羨ましかった。
マイホームを持ってる人がいれば「いいなー」って思うし、家事・育児・仕事に疲弊した毎日を過ごしていると
未婚の友人や既に離婚してる知人などが
楽しそうに見えたことだってある
仕事が忙しければ時間が欲しいと思うし
お金がなければ仕事が欲しいと願う。
みんな無いものねだり
いつでもどんな時でも
今目の前にあるものが一番幸せであることには気づきにくい
災害が起こったり、
怖いニュースを見た時に
何も起こらない日常に感謝してみたり
人の目ばかり気にする日本人は個性がなくて窮屈だと思う反面
世界中の悲しい出来事などを見ると
「日本に生まれてよかった」なんて思ったり。
ふと近所の大先輩の言葉が胸に刺さった
当時、私は忙しすぎて日常に大きな不満を抱えていた。
「子育てしてた頃は忙しくて自分の時間なんてなかったけど
今思い返してみたら、あの頃が一番楽しかったわ」
その時の私には
定年後のご主人と趣味の園芸やミシンなどを楽しむゆとりある生活は、とてもうらやましく見えたのだが、子育てが終わっていざ夫婦二人になると色々思うことがあるのだろう
今は毎日子どものことばかりで自分のことは後回し。
お金も3人の子どもの学費のこと最優先で
自分らが楽しむことにはあまり使わない
でも
いつか一人、また一人と自立して、
結婚して家を出ていく日が来るんだなぁ
大きくなると一緒に行動しなくなってくる。
家族5人で揃って出かけたのはいつが最後だったんだろう。
キッチンで「内緒ね!」と言いながらこっそり食べたスーパーのお寿司とか、カップラーメンも、もう一緒に食べる日が来なくなるんだと思うとなんだか急にさみしくなってきた
今は忙しい毎日だけど
いつか何もかも最後になる日が来る
コンビニアイスを5人分選ぼうとして
「ああ、もういないんだった」って、急にさみしくなる将来の自分を想像してちょっと泣けてきた。
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