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3000円に意味をくれ

初めてメンタルクリニックに行った。

ADHDらしい症状が多く見られる事(1番の問題)、他諸々の相談。

少しでもこの生きづらさから解放されればいいとの思いからだった。一方で、診てもらったところで果たして意味はあるのか?という思いもあった。


京都で唯一予約が取れて且つ受付が他に類を見ないほど優しい病院だったので、話のネタくらいにはなるだろうし取り敢えず行ってみた。


こっから診察

だいぶ高圧的。深掘りはしてくれるものの理解しようとしていると言うよりは、全て整理するための行為だなと感じた。わたしの症状を分類しようとしている。目がまあ合わない。話してるうちに無意識に涙が出た。自分のダメな部分や見ないようにしてきた部分を曝け出すのは中々にしんどい行為だった。


他人の声や周囲の音が異常にうるさく聞こえる事がある
頭ではわかっているのに時間通りに何かができない
衝動的な行為を抑えられない
多動的である
やる気がある時とない時の差が酷く一度スイッチが切れると何もできないし消える事死ぬ事しか考えられなくなる(実際に死ぬ事は絶対にない)
何か気になる事があるとそれが解決しないと次に進めない
マルチタスクができない
人にわぁー!と色んな事を一度に言われると怒りでパンクして結局何もできなくなってしまう
など


一通り話終わった後の医師の診断がこちら!

①「衝動性」と「脅迫性」
これがわたしの取り敢えずの1番の問題らしい。
衝動的な行動が抑えられない。爆発する事が多い。
あと1つの物事が気になると他が何1つ手につかなくなる。
ただ後者はわたしにおいてそこまでの問題ではないような気がしているので少し引っかかった。(あくまでわたしの中で。客観的に見ると絶対問題なのだがそれ以外に自分の中で解決したい部分が多くあった。)

②「貴女がADHDかは分かりません」
発達障害は突発的になるものではないし幼少期から持っていたものが表面化する訳で、これまで何とかなってきたようだし、今すぐじゃわからないとのこと。

なってないんだって。なってないから来てるんだって...。今後わかるのかなども不明。


③「ADHDだって診断が出たとしてメリットはあるの?」
すっごい診断書貰いにきた人みたいやんと思ったけど、そこはその通りだなと感じた。その診断が出たとしても別にわたしの人生が180度変わってくれる訳でもないしその診断に甘えることはわたしの中で許せないのでその点に関しては別に気にしてない。


仕事において結構支障をきたしていそうな、①の部分にフォーカスして薬を出された。抗うつ薬の一種らしい。不安の解消の効果があるそう。不安?怒りのコントロールは?と少し疑問に思ったので聞いたが効果が見込まれるそう。ただ作用に書いてない。

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こっから結論

正直に言うともう行きたくない。笑 
処方箋も薬に替えてしまったが、この薬を飲み始めたらわたしはあのクリニックに行き続けなければいけない。(ただもう他のクリニックに電話するげんきもない。笑)

わかって貰える見込みもないのに話さなければいけない。病気の人だけどちゃんとした病名はない。何と闘っているのかもわからない。今回の3000円に意味はあったのか。この薬に意味はあるのか。



追記

帰り道ぼーっと歩いて考えてみて思ったのが、わたしに今1番必要なのは話し相手とか相談相手なのかもしれない という事。

高校までは一切症状を感じることもなく生きてきて、自分に違和感や病的だと思う部分を感じるようになったのはアイドルになってから、いわば、孤独になってからです。
大学時代親に精神科行けと言われた時もわたしは正常だし何も間違ってないおかしいところなんてない!と強く思っていました。

ただこっちに来てからすごく自分にそういうものを感じます。これまではぼっちではあったもののたまに会える友達とか、比較的会える距離に親とか、誰かがずっと一緒にいてくれてもしかしたら今より精神的に安定してたのかも、とふと思いました。

それが合ってるかわからないです。けど安寧と安定と精神的余裕と拠り所、全部欲しいですね。貴方達を助けるはずがわたし自身も助かりたい、と強く思っている。笑