ナレーションをすることになった。
ただ単純に喜べないのは、反社会的なひとらに半ば監禁された状態でやることになっているのである。だが、自分のようなものでも、もっとこうした方がいい、その物言いは理解を遠ざける等、その場にいる誰よりも知識と技術があり、やりがいを感じてもいる。もちろんそれでいいのかとのジレンマ込み。
ああ、こんな形でなく、もっと素直に喜んでもらえるようなナレーション、仕事であれば…。
ふたつある原稿のうちのひとつを録り終え昼休み。満足感と罪悪感。薄ら笑いで青ざめた男がひとり、原稿を手にブースにひとり残された…。
#夢日記