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人生は無駄だら毛

毎日の通勤・通学時間、サービス残業、二度寝、渋滞など。
人それぞれですが、生活する上で無駄な時間は多く存在します。

大人になるに連れ、いくら無駄だと分かっていても、どうしようも無くその時間を費やさなければいけないことがあると思います。私もそうです。

世間はなにかと効率性や生産性を重視しているように思えますが、なかなか「無駄」な時間はなくなりません。

必要悪な「無駄」により、私たちは生かされているのかもしれませんね。
無駄な時間も活かしようによっては自分への糧?になります。

例えば、毎日の通学・通勤時間、渋滞には勉強やニュースを見聞きし、自分の知見を広げるのもよし。
サービス残業は会社や上司へのご機嫌取り→自分の昇進に繋がる、とポジティブに考えるのもよし。

無駄な時間も考え方によっては、大事なものなのかもしれませんね。





「無駄毛」以外は。

無駄毛だけは許せん。
まじで無駄毛って無駄すぎますよね


ここからはただの身の上話です。

私は下腹部より下の毛量が異様に発達しております。

常軌を逸した毛量ですので、私の下腹部を初めて見た人からは、しばしば「急に真夜中になった」と間違えられます。

特にヒザからスネにかけての脚が常闇です。

遠くから私の脚を薄目にみると、おそらくほとんどの人が黒タイツを履いているのかと勘違すると思います。60デニールくらいはあります。


要するに、スネ毛がめちゃくちゃ濃いいいいいいいいいいんです。 

自宅のベッドで起きると、布団の下には無数の抜け落ちたスネ毛が寝そべっています。


そうです。


この抜け落ちたスネ毛を処理する時間が非常に「無駄」なのです。


最近になって、なぜか異様にスネ毛が抜け落ちるようになりました。

毎朝 目覚め、抜け落ちたスネ毛に絶望し、粘着カーペットクリーナー(通称、コロコロ)で掃除します。

掃除する時間も無駄ですし、コロコロを消費して粘着テープを買い替えるお金も無駄です。
もう無駄だら毛。


スネ毛が発達の兆しを見せ始めたのは私が高校生の頃。おそらく第二次性徴期だった当時の私のスネ毛はすくすくと成長しました

お年頃だった私は、この濃いスネ毛が非常にコンプレックスでしたので、

ドラッグストアに赴きブリーチ剤を買い、自宅の風呂場でスネ毛を脱色しました。
剃るとか抜くとかの選択肢はありませんでした。

ちなみに、当時ネットで調べた「メガメガブリーチ」という強力な脱色剤でブリーチしてました。
今も売っているのかな。

高校時代は学生服でしたので、普段は長ズボンを履いていましたが、体育の時間は短パンを履かなければいけないので、自分のスネ毛を晒さなければいけなく、体育の時間が嫌いでした。

ただ、スネ毛をブリーチした私は違いました。
堂々とそのスネ毛を人前で晒すことができました。
なかには、私のスネ毛が金色になっているのに気付く人がいました。

曰く、遠くから見たらスーパーサイヤ人みたく、スネが「気」を放っていると。


サイヤ人にもなれたし、コンプレックスであるスネ毛も気にならなくなり、私は優越感に浸っていました。

しかし、それは長くは続きませんでした。


そう。私は自分のスネ毛の成長速度を甘く見ていたのです。

ブリーチしてから数日後には、もう下から黒い毛が顔を覗かせていました。

いわゆる「プリン」です。

頭髪におけるプリンは別に何とも思わないですが
スネ毛のプリンはマジで気色悪かったです。

それを経験してから、スネ毛を脱色するのはやめました。




今では私も大人になり、自分のスネ毛をコンプレックスに思うことも無くなったのですが、

上記の通り、最近になって 毎朝起きると無数のスネ毛が抜け落ちているのを目にします。

自宅のフローリングには起毛カーペットを敷いています。一見、何もゴミなどないように思えますが、コロコロをすると夥しい量のスネ毛が取れます。

いつのまに、そんなに隠れているのかと毎度驚愕します。

「木を隠すなら森」のように、奴らは「毛を隠すなら起毛カーペット」を実践しているのかもしれません。


毎朝のコロコロする無駄時間を考えると、もういっそ脱毛してしまおうかと思い始めています。
ただ、それもお金がかかるし...

どうしようかと悩んでおり、最近夜も眠れません。
何かいい提案があれば、どなたか教えてもらえないでしょうか。



ちなみに、
スネ毛の濃い私は、お尻の毛もビッシリです。
ただ、ケツ毛が濃いことで、大学時代に「全日本ケツ毛相撲大会」で準優勝できました。

そのお話は、また別の機会で。
では。







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