不調の改善に大切な3つのこと

今日は不調の改善に大切な3つをお知らせします。

  1. 思考をととのえる

  2. 食事をととのえる

  3. 西洋医学とのかかわり方


1.思考について

人は1日に数万回~十万回も思考するといわれています。
ネガティブなものや緊張に偏り過ぎると
身体に力がはいってガチガチに。
交感神経優位が長時間に渡ると
血管が収縮してコリや冷えを誘発します。

では、ポジティブなら大丈夫かというと
これまで不調の方を見てきた中で
いつも笑顔だなぁと感じていても最終的に
こころを病んでしまっている方もいましたので、
一概には言えないようです。
ポジティブに見せかけているだけで
本当は悩んでいる
困っている
それを正直に出せない、気づいていないふりをしているという
エセポジティブは逆に闇は深い
そう感じています。
自分をごまかし続けることはできませんから。

そして、「ゆるむ」ということと
「だらける」ということも非なるもの。
緊張感のない副交感神経優位の生活が続くのは
自己免疫疾患につながる場合もあり、
それはそれでオススメできません。

不調を改善するには自分を知ることが大切です。
思考をととのえるのは、自分を知ることから。

では、どのような心持ちが自分にとって一番良いのか。
私はよくマトリックスという図を使います。
紙を一枚用意して
十字の線を大きくかいて紙面を4分割。
そこに、横軸に「得意」と「不得意」
縦軸に「好き」と「嫌い」
と分けて書き込みます、それぞれの交差するところに
項目を書き込んでいきます。

A「得意」で「好き」なこと
B「不得意」だけれどなんだか「好き」なこと 
C「得意」だけれど「嫌い」なこと
D「不得意」だし「嫌い」なこと

家事だったら
 買い出し
 調理
 皿洗い
 洗濯ものをたたむ
 床掃除
 お風呂掃除
 不要なものを整理する
 

仕事だったら
 人前で話すこと
 上司に提案すること
 部下を指導すること
 交渉すること
 企画立案すること
 スケジュールを管理すること
 タイムマネジメントを可視化すること
 コスト管理をすること
 単調な作業をすること
 変則的な作業に対応すること

学びだったら
 文章を読むこと
 暗記すること
 関連付けて考察すること
 書くこと
 解くこと
 話してアウトプットすること
 文章で表現すること
 検証すること

などなど、できるだけ細分化して書いてみる。
世の中の理想像とかなりたいという欲求ではなくて
正直なそのままの自分の状態を書き込みます。

この時、A「得意」で「好き」なこと であれば
あまり疲れない状態で長時間継続することができ、
完成度も高いものが期待できます。

B「不得意」だけれどなんだか「好き」なこと であれば
周囲がタイムパフォーマンスを要求してこない
完成度はある程度高くなくても可など
理解ある状況にあれば
楽しんで取り組むことができます。
逆に、最初から不得意とわかっているので
変に肩にちからが入らない分、負荷はすくないかもしれません。

むしろ、D「不得意」だし「嫌い」なことだったら
あっさり断ったり回避するので
深刻になることは避けられます。

もしも避けられない場合は
一旦他人の評価は置いといて
続けられたり、1ミリでも進化したら
自分褒めをしてあげてください。
その辺の事情を知っている理解者に話をきいてもらうのも
こころがほどけて楽になれるかもしれませんね。

さて、一番皆さんが苦しむところが
C「得意」だけれど「嫌い」なこと

あなた人より上手だからやって!
と言われることや、なんだかすんなりできてしまうことで
でも性格的にあわないんです
とか
むしろやりたくないんです
という分野。

短時間なら何とかこなせますが
これを長時間続けてしまうと
わりとダメージが大きいです。
しかも「得意」なだけに
評価をとても気にしてしまうので
そこがまた苦しいポイントでもあります。

これ、子どもさんの習い事でありがちなパターン。
親との意識の差で苦しんでいるお子さんの相談にのったこともあります。


自分をわかっていない方は
なんとなく流されて
C「得意」だけれど「嫌い」なこと
つまり、やればできるけど、あんまりやりたくないな
というところに一番労力と時間を使っていたりします。
やっているうちに好きに変わるという可能性もありますので
否定はしませんが
C「得意」だけれど「嫌い」なことをどうしても避けられないときは
それと同じくらい「好き」なことに
できるだけ時間を使ってあげると良いですね。

ちなみに代償行為といわれる行動で
解消する方をよく見ます。
代償行為というのは、
頑張ったご褒美に・・・というヤツです。
甘いものやお酒はいつかカラダが悲鳴をあげます。
常用は禁物!
それよりも根本的に過ごし方を見直して
長く楽しめる健やかなカラダづくりをしていきましょう。

長くなりましたので、2と3は次回に続きます。


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