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戦争は無くせる。

世界平和を望む人は沢山居るだろう。
では、平和の定義をはっきりと言える人はどれだけ居るのだろう?

私は平和な世界と言うモノがどう定義されるのか、はっきりと言う事ができない。
例えば、野生に住んでいる動物達は、人類の介入さえなければ平和?
彼等の世界では熾烈な生存競争が行われている。
しかし、人間社会の様な搾取構造は無く、そして自然界の調和は保たれているだろう。

私個人が漠然と想像する平和な世界とは、衣食住が満たされ、食う寝るヤルが満たされ、無駄な争いが無く、愛に溢れ、調和の取れている世界だ。

しかし、自然界の自然な調和とはどうも少し違う。
野生の動物達には、衣食住のうちの衣は存在しない。
そして食う寝るヤルを確保する為に熾烈な争いの中に身を置いている。

この自然界の調和を見た時に、人類の考える、人類の求める平和な世界とのギャップは認めざるを得ない。
そして地球上の生命体のうち、人類のみが異端である事も認めざるを得ない。

しかし、これだけは言える。
平和な世界には、武力兵器による無益な戦争は無いだろう。
金儲けの為の奪い合い。
必要な資源が自国に無く、他国の物が欲しければ、貿易で入手すれば良い。
各国の国内であれば当たり前に行われている事が、国を跨ぐとできない理由はどこにも無い筈。
戦争をする者達が欲しいのは、資源ではない。金なのだ。
金儲けする為のタネとしての資源が欲しいのだ。
更に言えば、単に戦争をする事自体で金儲けをしているのだ。
使い切れない程の金を持っているにも関わらず。
単に金が欲しいなら印刷すれば良いだけなのに。

日本には憲法9条がある。
戦争を仕掛ける側にはならないと、国際的に表明している。
であれば、各国と不可侵条約を結ぼう。
そもそも日本は戦争をする気は無いのだから、どこの国とでも不可侵条約を結ぶ事に抵抗は無い筈。
日本と不可侵条約を結ぶ事を拒絶する国があるとすれば、その国はいずれ日本を侵略する可能性がある国だと判明し、それを世界に表明する事となる。
不可侵条約を結ぶ際、相互防衛条約も同時に結ぼう。
お互いに侵略するつもりが無いのであれば、同志として相互防衛した方がメリットだ。
相互防衛は、当然集団的自衛権の範囲であろう。
つまりこの条約にはメリットしか存在しないはず。
更に追加で、条約破棄をする場合の規定も盛り込もう。
条約破棄は宣戦布告と見なすと。
まあ、不可侵条約を破棄しようとする時点で侵略するつもりがあっての事だろうから、この規定が書いてあることに問題は無かろう。

同盟ではなく、あくまでも不可侵条約なので、第3国に対して宣戦布告する場合には不干渉とする事も規定に盛り込もう。
相手国の都合で勝手に戦争起こされて、防衛だけ手伝ってと言われても困る。

この事を柱とし、同様の条約を世界各国とどんどん結ぼう。
条約を結んだ国が多くなればなる程、条約破棄はしづらくなる。
破棄した時点で、その他の条約を結んでいる国全てに宣戦布告する事と同義となるからだ。
つまり、その国にとって戦争を起こそうとする事はデメリットでしか無くなる。

国際法上、戦争を無くすことは可能。
不可侵条約と相互防衛条約を結ぶだけだ。
その役割は、憲法9条を持つ日本にしかできない。
日本を中心に、世界平和への一歩を踏み出そう。

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