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イルミネーションデザイナー

イルミネーションデザイナーの成り立ち

かれこれ20年ほど使っている肩書であり、自分の立ち位置やデザインのお仕事を説明するにあたりヒトコトで完結してしまう便利な言葉です。コンピュータアートやメディアアートを専攻していた大学生時代(2000〜2004年)に「光」を扱ったアート作品を取り組んでおり、そこで出会った世界観にイルミネーションやプロジェクションがありました。

私の活動拠点である愛知県には大学生当時イルミネーションのメーカーが2つ有り、その両社に対してコンタクトをとって外注デザイナーとしてイルミネーションの世界に足を踏み入れたのが「イルミネーションデザイナー芦木浩隆」の誕生の瞬間でした。明確な情報が残っているわけでは有りませんが、恐らく自分がイルミネーションデザイナーを名乗り始めたのは初ではないかと当時のイルミネーションメーカーの社長さんや同業界の方がおっしゃられていたことを思い出します。

グラフィックやWEB、インタラクティブ等含むプログラム開発、動画制作など幅広いスキルを必要とされ取り組んできたメディアアートの分野は、現在に至ってもイルミネーションデザインの世界に於いて非常に親和性が高く、新しい開発ツールや表現概念を次々に取り入れ新しいイルミネーションの世界を世に打ち出し、キラキラの世界をもっともっと創り上げていきたいです。

さがみ湖イルミリオン(神奈川県)
IPコラボのイルミネーション(1)
IPコラボのイルミネーション(2)
テーマパークイルミネーション

東海市ふるさと大使/愛知県

イルミネーションの世界で活動をすること十余年、単なる光の装飾をするデザインから、光を用いた地域の観光資源開発や賑わい創出。来場者が数十万人規模で集まるイベントにも成るとその施設で働く方の雇用創出やインフラストラクチャの構築など行政が大きく関わってくるプロジェクトに至ることが多くなってきました。

生まれ育った愛知県東海市から離れずデザイナー業を続け、活動当時から「イルミネーションデザイナー芦木浩隆のブログ」という自己媒体(SNSに移行してブログは終了してしまいましたが、失策…)でデザインの活動や考え方の訴求を行いインターネット主体で営業活動を行っておりました。かなりの問い合わせをブログ経由で頂く事が多く、デザインの活動範囲が初めから全国エリア、たまに海外の案件と地元に居ながら地元に全く根付いていなかった活動でした。

ふとした縁もあり地元東海市政の観光分野に私の存在が知れるきっかけが出来、自分の知らない所で推薦があったようです。市政50周年(2019年5月)のきっかけで東海市ふるさと大使(行政によって観光大使など表現が様々)に就任することになりました。

左から、映画監督:榊原有佑氏、私、フィギュアスケート木原龍一氏

観光大使やふるさと大使は一般的には、芸能、スポーツなどのその地元出身の芸能人・著名人が就任するイメージが強かったのですが、私の場合はイルミネーションデザイナーとして全国の商業施設や行政における賑わいづくりや観光資源開発のお手伝いを評価されての事で就任するに至りました。

大池公園桜まつりライトアップ(東海市)
聚楽園大仏ライトアップ(東海市)

芸能人や著名人の方の場合は、自分の活動を通じてふるさとを紹介などすることが出来ると思いますが、私の場合は地元東海市における光の観光資源を作り出したり、賑わい創出イベントに携わったり、市政の観光ビジョンの策定や推進をする委員に所属するなどの実務活動を行い地元東海市を訴求する責務を担わさせていただいております。現段階では春のさくらまつり、もみじライトアップ、聚楽園大仏ライトアップ、ウインターイルミネーション、民間運営ナイトクルーズ(施策中)、各種賑わいイベント等をお手伝いさせていただいております。

【参考】東海市季節のイベント:https://www.tokaikanko.com/special_06/

名鉄太田川駅イルミネーションと賑わいイベント
地元有志における名鉄太田川駅前賑わいイベント(どんでん夜市)

noteにおける訴求事項

1,イルミネーションデザインについて

イルミネーションを主に扱う光の空間デザインについて、多方面の論点で訴求します。

  • イルミネーションで光の空間を作り上げる意義

  • イルミネーションデザインの事例紹介

  • イルミネーションデザインのアイデアスケッチ

  • イルミネーションデザインのワークフロー

  • イルミネーション以外の「光の空間デザイン」

  • イルミネーションの地域行政の意義

※一部有料化記事予定

など、単なる光の装飾だけで終わる要素ではなく大きな観光誘致や賑わい振興、大きな経済効果を生み出すイルミネーションを実務や事例紹介を行います。

2,光の観光資源開発

イルミネーションに限らず、様々な光を用いた観光資源の開発について訴求します。昼のイベント振興が主と成りやすい地域の賑わいづくりや行政イベントについて、企画から論拠の組み立て方、よくある問題点などデザインやプロデュースの立ち位置からお伝えします。


略歴

1982.2.12:愛知県東海市にて生まれる。
東海市立船島小学校/東海市立富木島中学校/愛知県立大府東高校卒
2002:イルミネーションデザイナーとして、イルミネーション業界参入(創業年)
2004.4:中京大学情報科学部メディア科学科(現情報工学部)卒/一期生
2007.3:DDA日本ディスプレイデザイン賞 協会特別賞受賞
2007.7:ララクレール株式会社 発足/取締役就任
2016.6: JaIPA 日本イルミネーション振興協会 発足/理事就任
2018.4:平成30年度 東海市芸術劇場アーティスト・イン・レジデンス就任
2019.4:愛知県 東海市政50周年記念事業 ひかりプロジェクト参賀
2019.5:愛知県 東海市ふるさと大使 就任
2019.5:ララクレール株式会社 取締役退任/イルミネーションデザイン事業分離独立
2019.6:芦木浩隆デザイン事務所開設


ほかプロフィールは下記参照
https://hirometix.jp/profiles/


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