【ポケモンSVシリーズ2】はねやすめクエスパトラエンド【最終525位】

【はじめに】

みなさんこんにちは、アシキchです。
今回はポケットモンスター スカーレット・バイオレットのランクバトル シーズン2で最終順位525位を達成した構築の紹介をします。

今回は最終順位もそこまで高くないことと、シリーズの切り替わりで詳細に書いても参考になる要素が少ないことから、解説を簡略化しています。

レンタルは消えると思います。意味ないので。
レート2000はあってよかった。

【構築経緯】

シリーズ1で最もパワーを感じた並びであるサーフゴー+カイリューの二体を前期から引き続き採用し構築を作り始めたものの、しんそくじしん型のカイリューを軸とすると構築に特殊アタッカーが少なくなり数値受けを崩しづらくなることや、シーズン1には見なかったHBゴースト/鋼テラスタルのロトムなど物理型のカイリューを強く意識したポケモンが流行していたことから前期のように勝つことが難しい状態でした。

同型の構築に負けないようにサーフゴーとカイリューにバンギラスを加えた並びを基本選出としながら二枚目の特殊アタッカーを探していた中で、シーズン2の序中盤で流行っていたクエスパトラに着目。一般的な型は襷かオボンという認識でしたがどちらも構築で使われていたため、持ち物から型を逆算したところ「はねやすめ」を採用したラムのみ持ちクエスパトラに辿り着き、半信半疑ながらも最終日前日に採用した際に感触がよかったため、このポケモンを軸として構築を組み替えることにしました。さようならバンギラス。

積んで火力を出すタイプの型ではありましたが、ドラパルトのような露骨な壁要員を入れてしまうと対面を意識した型ではないと見抜かれてしまい、相手の対策枠にこちらが対応できるまで練度を引き上げるだけの時間的猶予がなく、また素の耐久力の高さから無起点でも展開できることが分かっていたため、ステルスロックを撒けるポケモンがいればサポートとしては十分と判断。ただしクエスパトラにテラスタルを切る必要がありフェアリーテラスのガブリアスのようなポケモンは採用できない……という条件で最も理想に近かったのがでんきだま「なげつける」ドドゲザンだったのでこのポケモンを採用し、最後まで潜ることになりました。

【単体解説】

〇クエスパトラ@ラムのみ/かそく/かくとうテラスタル
199(228)-x-121(236↑)-122(4)-81(4)-130(36)
アシストパワー/テラバースト/めいそう/はねやすめ

S:+1で準速ドラパルト抜き
B:11nで最大 H:可能な限り高く CD:端数

構築内の他のポケモンで相手のリソースを切らした後に「めいそう」を押して展開していきます。「はねやすめ」を押しているだけで「アシストパワー」の火力が伸びるのが偉くて、先制技や複数回の削りでクエスパトラを処理しようとしてくる相手のプランを容易に崩壊させられました。クエスパトラを場に展開する際に、相手の場に高火力すぎるポケモンがいた場合と、こちらの個体数を早く切りすぎてサーフゴーのトリックで縛られる場合が主な負け筋でした。


〇ドドゲザン@でんきだま/まけんき/むしテラスタル
191(124)-156(4)-189(252↑)-x-107(12)-85(116)
ドゲザン/アイアンヘッド/なげつける/ステルスロック

S:麻痺したガブリアス抜き
HB:ようき鉢巻ガブリアスのじしん87.5%耐え

テラスタルを切らず、襷を持たなくてもステルスロックが撒けるポケモンの中で最も安定感がありそうだったので採用(むしテラスタルの意味はマジでないです)。他の候補はガブリアスやコノヨザルでしたが、これらのポケモンが相手の自慢のテラスタルで破壊されそうなのに対し、ドドゲザンはお互い共通認識上にあるかくとう技での突破が前提になってくるため、同じステージでの読みあいになり逆に倒されにくいという印象でした。一般的な展開ドドゲザンがヨプのみを持っている認識なのもよかったと思います。このドドゲザンは上記の通りガブリアス意識。ヨプのみのドドゲザンはじめんを諦めているらしいので、そこからズラして使用しています。ただ、ドドゲザンが盤面に残ってしまう負け筋もよくあったため、いのちがけ採用のコノヨザルを使用し練度を上げるほうがよりよい結果に結びついたと思います。


〇サーフゴー@こだわりスカーフ/おうごんのからだ/はがねテラスタル
163(4)-x-116(4)-203(252↑)-117(44)-130(204)
ゴールドラッシュ/シャドーボール/トリック/じこさいせい

S:準速ドラパルト抜き
HD:ゲンガーやサーフゴーのシャドーボールをまあまあ耐える

前期から続投。さまざまな型のサーフゴーを試しましたが、ガブリアスやドラパルトの上を取れていないサーフゴーがいまいち馴染まなかったので、最後はスカーフで使いました。他のポケモンにスカーフを持たせられないことだけが欠点。


カイリュー@ゴツゴツメット/マルチスケイル/フェアリーテラスタル
197(244)-x-154(196)-121(4)-121(4)-108(60)
ほのおのうず/りゅうせいぐん/アンコール/はねやすめ

前期の中盤に使用し挫折したカイリューを再利用。カイリューは竜舞型が一番強いと思っていますが、シーズン2は物理カイリューへの対策が厚すぎたため、型を変えたのは正解だったと思います。ドドゲザンからクエスパトラへと繋ぐ際の中継点、こだわりポケモンを強く動かすためのクッションのどちらの役割も十分にこなしました。代案として、アンコール採用のしんそくじしん型というのもアリだったように思えます。


セグレイブ@きあいのタスキ/ねつこうかん/じめんテラスタル
191(4)-216(252↑)-112-x-106-139(252)
つららばり/きょけんとつげき/じしん/こおりのつぶて

テラスタルを切らずに相手のテラスタルを強要する能力が高いポケモンとして採用。実際に、十分にその役割を果たしてくれました。セグレイブ同士で対面した場合は襷でなければテラスタルをするか退く、襷であればきょけんとつげきを押してくるためすばやさを1落として下からつららを押すのが一番偉いよなーと思いつつも、普通にきょけんとつげきを押したら死んでいくセグレイブと何度も当たったため困惑しながら毎回きょけんを押していました。初手ミラーの正解だけ誰か教えてください。


ガブリアス@こだわりハチマキ/さめはだ/じめんテラスタル
183-182(252)-115-x-106(4)-169(252)
じしん/げきりん/アイアンヘッド/ドラゴンクロー

一番出しませんでした。物理偏重パーティの時に相手のヘイラッシャをごり押しで突破するために鉢巻じしん型でしたが、特に出番がなかったため別の型のほうがよかったと思います。稀にニンフィアやマリルリに対して初手からじめんテラスタルを押し付けに行くことを考慮する程度でした。それもマリルリに耐えられたので信用不能。

【構築備考】

〇基本選出……ドドゲザン+カイリュー+クエスパトラ
最初にこの選出が通るかどうかを確認します。ほぼ通ります。

〇裏選出…(セグレイブorサーフゴーorドドゲザン)+カイリュー/@1
クエスパトラでは勝てない相手に出します。条件としては、強力な先制技持ちがいる場合が該当します。イルカマンとか。

〇キツい相手…スカーフサーフゴー
トリックをされて縛られる、トリックに怯えて退かされることが負け筋でした。クエスパトラのすばやさラインを上げ、ほのおテラスタルで運用するのが正解だった気もします。

構築の完成度は低いように思えましたが最終日の勝率は悪くなく、時間をかければ上がっていた感触があったため、もっと早くこの形に辿り着ければよかったなというシーズンでした。ステルスロックを初手で撒いて一匹切るという行動が弱いと決めつけていて試すのが遅かったことが反省点です。

とはいえ、最終日付近の環境の変化に合わせて構築を組み替えることができ、練度と完成度を実戦の中で高めていくことができた経験として今後のシーズンに活かすことができそうです。


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