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2014年11月の記事一覧
想定外の状況ばかりが生きるということ
簡単に「少年漫画」の一言で括り切れない冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」、エンターテイメントとして漫画として、最高に楽しませてもらっているのだが、「キメラアント編」だけは、どうしても冷静に読まざるを得ないシーンが多かった。
社会人として人間として、これから長い人生を歩む上で、無視できないシーン、キルアとゴンが見せるその「覚悟」について、自分に置き換えて真剣に考える必要があると思う。
想定
誰かが誰かに魅せられるのは、類まれな覚悟を垣間見た時なのかもしれない。
今日、自販機で、「ギザ十」を何年ぶりかに手にして、ちょっとテンションが上ってしまった。子供の頃は両親や親戚の財布を漁ってまで「ギザ十」を求めていたが、この歳になっても「ちょっと嬉しい」なんて気持ちになるなんて、思ってもいなかった。
「ギザ十」のほとんどは額面通りの価値しかなくて、「ちょっと嬉しい」気持ちを呼び起こすラッキーアイテム的な位置づけでしかないと思うのだが、私は「ギザ十」を見ると決まって
僅か数分の演技を観ただけで「羽生結弦」という男を忘れられなくなってしまった。
流血アクシデントと聞いてフリー演技だけを観た。フィギュアに興味はまったくなかった。
正直、どんなお涙ちょうだい演技を披露するのかとそれを観て心底羽生という優男を嫌いになってやろうという荒んだ目的で観ていたのだが、言語化して頭でそう思おうとしてもそれを超越してくる感情が溢れてきて仕方がなかった。こんな経験はそうそうない、私はかなり戸惑っていた。
フィギュアのことなんて何も分からない。何も知らない