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レンタルビデオやさんのおもいで

せかいのみなさま おはこんばちは。どうも、わたしです。

きょうはストック記事です。これをみなさんが読んでいるということは、noteをかけないくらい忙しいか心が折れているか、それともギリギリまで書くのを忘れていたかのどれかです。いえー。


タイトルの通りレンタルビデオやさんの思い出です。某レンタルショップにて3年くらいアルバイトした経験がございまして、愉快な思い出がたくさんあるのでそのことについてつらつらと書いてまいろうと思います。


●G or T
レンタルビデオやさんと一口にいってもいろいろあるかとおもいます。わたしがいたのは大手です。GとTが有名だとおもいますが、Gのほうです。Gのほうはより大衆向けというか、Tに比べて品がないなァと思っておりました。レンタル50円セールとかやってたしね。なんか節操がないというか、品ぞろえもメジャーなものばかりというか、なんというか。商売っ気全開というか。商売なんだけど。Tのほうは音楽にしても映画にしてもなんかこだわりあるのが多いというか、なんというか。この辺の感覚、ヘビーユーザーにはわかってもらえるのではないでしょうか。

どうでもいいけどGとTって書くと巨人と阪神みたいだね。


●客層がクソ
あの本当にGをごひいきにしてくださってる皆様には申し訳ないのですが、マジで客層がクソでした。土日になると店のゴミ箱にマックのでかいゴミがあふれんばかりに捨てられてた。アンパンマンとトーマスといないいないばあっ!のDVDの裏面は全部ズタズタでした。接客業にあたおかは切っても切り離せませんが、ほんととにかくこいつ大丈夫か?みたいなやつがたくさんいた。殺意だけが尖っていった。

いきなり客をdisすることからはじめてしまった。どうなる、この記事!

●延滞料金
レンタルCD5枚で1000円!みたいなセールがあって、10枚くらい借りてったお客様がいらっしゃいまして、2日くらい延滞してから返しにきてくださった。で、1日あたり1枚300円の延滞がかかるから、6,000円の延滞料金が発生してしまった。わたしが対応したんだけど、まあもう烈火のごとくキレ散らかしてるわけですよ。「詐欺だ!」「責任者よべ!」「なんだその髪型は!」とヒートアップしましてね。わたしは無言でじーっと目を見てたんですが、一向にラチが開きませんでね。結局店長が対応して、今回はお金いただかないで今後は出禁、みたいな感じになったとおもう。

あの時の店長かっこよかったなァ。大人ってこういうものかとおもったんだ。

しかしまァ。ほんとレンタルやさんで逆ギレして出禁って相当恥ずかしいよなァ!ちなみに会員カードに過去の悪行を記載することができるからね!みんなも気を付けてね!


●貸してあげたいけど・・・
制服を着た男子高校生がおかあさんのカードでDVDレンタルをしにきた。カードは原則本人のみ使用可なんだけど、家族って明らかにわかる場合はスルーしちゃうのね。

ただ、ね、、、

その時彼がカウンターに持ってきたのはR-18なアニメだったわけで。。。それはさすがに貸せねェなァ!!!ってことで断ったことがあったよ。
あいつ元気にしてるだろうか。その経験がお前を強くしてくれてたらいいのだが。


●パケだけ
本当に映画好きでレンタルビデオやさんに働きにくるひともいたけれど、わたしは全然そんなことがなかった。でも仕事中ずっとパッケージを眺めているので、映画のタイトルを言われたら「こういうパッケージのやつね?!」と答えられるようになった。超どうでもいい能力だとおもう。パッケージだけ見て全部観たきもちになってた。


●在庫管理
半年に1回くらいだったかな、棚卸作業があってね。お店にレンタル商品がちゃんとあるかどうかを調べる必要がございました。要するに全部在庫を数えるんですよ。どうやって数えるかって?

①パッケージの数をカウントする
②スキャナーで読み取る→データを送る
③読み取りデータと在庫を照合する

たったの3ステップで終わるんですね!すごい!簡単!

なわけがねえんすよ。
レンタル在庫って小さな店でも2万本~3万本くらいからあるんすよ。これを全部手作業でやるんですわ。あほかと。

ただわたしマジでこういう単純作業が得意中の得意でしてね。数えるのもスキャンするのも超速かった。速すぎて他店の棚卸に応援行きまくってた。10万本あるうちの半分を一人でカウントしたときはこれでメシ食っていけるって思ったね。あれは確実にゾーンに入ってたな。またやりたいな。


●アピアランス
自分で言うのもなんなんですけども、バイトながらそれなりに仕事ができるほうでして。どういうわけか接客もめちゃくちゃ褒められたりして、なんだかんだそれなりにもらってたんすよ。バイトながら。店長にも社員さんにもべた褒めされてましてね。愛されてましたね。愛。棚卸も速いからね。本社の立ち上げチームからスカウトが来るほどでしたからね。


しかしながら1点だけ玉に瑕というか、デカすぎるキズがございましてね。


見た目がクソだったんですわ。今はどうかわかんないけど、当時ってやっぱり「清潔感?」みたいなものが求められていたんですね。男性であれば髪の毛は耳だせよ!ピアスするなよ!黒髪にしとけよ!みたいな。部活かよ!みたいなアピアランス基準があったのです。

当時のわたしといったら道を歩けば100%職質に遭うような見た目でしたから。そりゃもう。店長からは新しく入ってきたバイトに「これマネしたらクビだからね」と釘を刺すための反面教師として扱われてましたから。

「じゃあなんであいつクビにならんの?」ってほぼ全員に思われてましたもの。これが"寵愛"よ。

店長げんきにしてるかな。あいたいな。辞めるとき「お前なら何でもできるさ!」って言ってくれてすごくうれしかったんだよ。その言葉がうれしすぎたから、わたしも大切な相手との別れのときにはその言葉を贈るようにしている。

●セール
いまもやってるのかわかんないんだけど、当時は「旧作50円セール」みたいなのを定期開催してた。セールの効果はバツグンで、めちゃくちゃお客さんがきてお祭り騒ぎになるんですわ。これもゾーンに入れるから割とすきだった。

その当時は1枚の会員カードで20枚まで貸し出しすることができてね。海外ドラマを一気に借りてく人とか、アニメを一気に借りてく人とかそういうひとがいらっしゃいました。このセールはR-18なゾーンにも適用されますから、のれんの向こうは熱い男たちでひしめき合うんですよ。ムンムンですわ。

で、この話の本題はここからなんですけども。のれん奥コーナーに足を踏み入れたことがある方ならみなさんご存知のことかと思うのですが、それらの映像作品は種々様々、多種多様、千差万別、一騎当千のジャンルに分かれているんですよ。あなたのニーズに合わせてご用意しました!と言わんばかりに。

一般的なDVDの収録時間は120分が基本ですが、パーツ・部位にフォーカスしたジャンルの映像作品は240分だったり、2枚組で480分だったり、とにかく収録時間が長めの作品が多いんです。もう隠すのめんどくさいからアレなんだけど「巨乳4時間!」とかそういう雑なタイトルが多いのね。

あるセールのときに、20枚全部「巨乳4時間」系の作品を借りていった猛者がいましてね。全部で100時間超えてたとおもう。あいつのことだけは忘れないとおもう。生涯忘れない。レシート再発行した気がするもの。

みなさんもぜひレンタルしてどうぞ。


●どうでもいい
↑のエピソードはたまたま記憶に残ったから書いてるけど、基本的には誰が何借りてもまったく気にしてないし覚えてられないよ。だから恥ずかしがらずになんでもレンタルしたらいいよ!!!


今だにレンタルやさんで借りるひとっているの?いるか。いるよな。いてほしいな。


次回はおもしろすぎる先輩:宮下さんと、おもしろすぎる同僚:笠原さんの話を書きたいとおもいます。


といったところで。



せかいのみなさま ごきげんよう。そして、ゴッドブレスユー。


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