醜い部分

1月31日(水) 22:46

私もできることならポジティブな気持ちで生きたいよ。でもなんだかそれを許せないんだよね。せっかく大変なことを沢山乗り越えてきた先が、それを経験せずに生きてきた人と同じ場所ってなんだか何にも特別じゃない。私はここまで必死に生きながらえてきたのに、なんでみんなと同じにならなきゃいけないの。もっと頑張ってきた人の為だけの場所が欲しいよ。すっごく幸せな環境が欲しい。手に入らなかったものすべてがある最高の場所が。私に特権を与えて。

生きるの疲れたって気持ちにならないためにはやっぱポジティブ思考が大切だよな。あまり難しく考えすぎないようにして、過去や他人は気にせず今と未来を生きていく。はい、言いたいことはわかりますよ。でも言うだけタダじゃん。誰も私の人生の辛さなんて理解してくれないし、理解したところで何もできないじゃん。私の相談に乗って良い事言ったつもりになって気持ちよくなるんじゃねーよ。お前らの幸せなんてどうでもいい。ああああああああ酷いね。ごめんなさい。

私は人の幸せを喜べない弱い人間なんだ。歪んだ自己愛や独善的な思考に支配され、自分と他人を直ぐに比べては利己性が表面化する。その度に自己嫌悪に陥る。他人の悪口など言語道断だと常日頃から念頭に置いているにも関わらず、自分のポジションがある基準を下回った瞬間、狡い、羨ましい、という声が脳内で反響する。清く生きたいという信念を汚い感情が穢していく体感が気持ち悪い。もうこれ以上自分含め誰も傷つけたくない。そうか、誰とも関わらなければいいんだ。こうして外の世界との関係を断ち切りますます弱い人間に成り下がっていく。自分が一番判っている。

葦