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2003年旅行記西安編

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過去の旅や思い出や経験を共有することで、同じ場所を訪れる人や過去の旅行に興味がある人に役立つことを願っています。
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#時代

西安のランドマーク、鐘楼と鼓楼

(2003年9月16日、友人と行った西安旅行の記録です) 西安市内でひときわ目を引くのが、市の中心にそびえる鐘楼です。かつてこの鐘楼の大きな鐘は、住民に時を知らせる重要な役割を果たしていました。 高さ36メートルのこの建物は、10〜12階建てのビルに匹敵する高さで、下を東西南北の4つの大通りが交差する、まさに西安のランドマークとなっています。 鐘楼:歴史と機能 鐘楼は1384年に明朝の初期に建てられました。ライトアップするとさらに、明代の壮麗な建築美が際立ちます。夜は

古代の遺産、兵馬俑へ

はじめに 2200年前、中国では秦の始皇帝が広大な領土を統一していました。その頃、日本は縄文時代。まだ文字もなく、古代の遺産がわずかに残るだけの時代です。そんな遥か昔の中国で、今も人々を驚かせる壮大な遺産が発掘されています。それが、秦の兵馬俑。 秦の始皇帝と日本の縄文時代 秦の始皇帝が統一した広大な領土。その一方で、日本はまだ縄文時代にあり、文字もなく、わずかな古代の遺産が残るのみでした。 兵馬俑の壮大なスケール 実際に目にすると、その圧倒的なスケールに想像力が