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プロットのタイトルやラベルの内容を変更する

labs()タイトルを追加

labs() 関数を使って、プロットのタイトルを指定できます。使用方法は、 themes() と同様で、 ggplot() + geom_point() + に続き、  + labs() とします。

g <- ggplot(plot_data, aes(x = Sample, y = Read_count, fill = Sample))
g + geom_boxplot() +
  theme(text = element_text(family = "HiraKakuProN-W3")) +
  theme(axis.text.x  = element_text(angle = 90, size = 12),
        axis.title.x = element_blank(),
        axis.title.y = element_text(size = 18)) +
  labs(title = "ボックスプロット")

labs(title = "ボックスプロット") の部分が、タイトルを追加している部分です。なお、日本語の文字を使用するために、 theme() 関数で日本語のフォントを指定しています。「theme(text = element_text(family = "HiraKakuProN-W3"))」の部分です。これは、Mac で作成しているため、「HiraKakuProN-W3」を指定していますが、 Windows や Linux の場合は、適宜変更してください。プロット図は下記のようになります。(その他の theme の変更は、前回などを参照。)

boxplot
タイトルを追加したボックスプロット

Y軸のラベルの内容を変更

標準の状態では、Y軸のラベルに表示される文字列は、ggplot()  に指定したY軸データの「列名」です。上記の例でも、 "Read count" と空白スペースを含んだ文字をさけるため、 "Read_count" のようにアンダースコアを用いています。

この列名を変更して、プロット図に反映するのは、おすすめしません。通常、コードの記述しやすさを優先して、データの列名としては、スペースや特殊な記号を用いない文字列にしておくほうが無難です。

この Y 軸のラベルや、X 軸のラベルも labs() 関数で変更できます。(元のデータの列名に影響もありません。)

g + geom_boxplot() +
  theme(text = element_text(family = "HiraKakuProN-W3")) +
  theme(axis.text.x  = element_text(angle = 90, size = 12),
        axis.title.x = element_blank(),
        axis.title.y = element_text(size = 18)) +
  labs(title = "ボックスプロット", y = "Read counts (log2-transformed)")

タイトルに加えて、Y軸のラベルを変更したボックスプロットです。

boxplot
タイトルを追加して、Y軸ラベルを変更したボックスプロット

なお、この labs() に空白を指定することで、X軸や、Y軸のラベルを消去することも可能です。しかしながら、画像に空白が残ってしまうため、本当に不要であれば、前述のように、 element_blank() を使用する方が無難です。

g + geom_boxplot() + labs(x = "", y = "")


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