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ファイルの拡張子

プログラムの学習を続けるのであれば、避けて通れないのが、「ファイルの拡張子」の話です。「ファイルの拡張子」は、普通にパソコンを使うだけなら、全く気にしていないかもしれません。

拡張子とは

ファイルの「拡張子」とは、ファイルの名前の終わりについている「.txt」や「.png」などの文字のことです。そのファイルが文字だけのファイル(テキストファイル)なのか、画像ファイルなのか、音楽のファイルなのかを示しています。

例えば、下記のようなものがあります。

  • .txt, .text: テキストファイル。

  • .doc, .docx: マイクロソフトのワードのファイル。

  • .xls, .xlsx: マイクロソフトのエクセルファイル。

  • .png, .jpg, .gif: 写真や画像のファイル。

  • .pdf: PDF文書のファイル。

  • .mp3: 音楽のファイル。

といっても、ただの名前の一部です。「.doc」の部分を変更して、「.xls」にしたからといって、そのファイルがワードからエクセルに変換される、とうことはありません。あくまで、ヒトが見たときに判別しやすいようにするための工夫です。

しかし、一部のアプリやプログラムは、この拡張子を頼りに開いたり、処理したりとするものもあります。そのため、適切な名前を付けておくほうが無難です。

プログラムで用いる拡張子

プログラムを書いたファイルには、それが何言語で書かれたかを示す拡張子を付けることが習慣になっています。

  • .c => C 言語

  • .r => R 言語

  • .py => Python 言語

  • .rb => Ruby 言語

  • .js => JavaScript 言語

前回、エディタで記述したプログラムのファイルを保存するとき、ファイル名に「.r」を付けて保存していたのは、このためなのです。

なお、拡張子が違ったとしても、データとしてはただの文字情報なので、上記のようなファイルは、広義には、すべて「テキストファイル」とも言えます。

拡張子を表示させる

そもそも、最近のOSでは、標準の設定で、拡張子を非表示にしていることが多いです。プログラムを学習する上では、都合が悪いので、表示するように設定を変更しましょう。macOS の場合は、「Finder」アプリから変更できます。

  • Finder の上部メニューから 「Finder」 =>「設定…」を選びます。「Finder設定」のウィンドウが開きます。

  • 「Finder設定」ウィンドウ上部の「詳細」タブを選択します。

  • 「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れます。

Finder 設定

*個別のファイル単位で、拡張子を表示するかどうか設定することもできます。その場合は、Finder でファイルを選択した状態で、上部メニューから「ファイル」=>「情報を見る」を選択します。表示されたウィンドウの「名前と拡張子」の項目で、「拡張子を非表示にする」のチェックを外します。

Windows の場合は、下記などを参照してください。
https://www.pc-koubou.jp/magazine/36291

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