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体験したこと、感じていること、考えていること

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日々感じていること、考えていること
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#LGBT

それを勇気と言わないで

この社会には、発した人の意識せぬままに「いい/悪い」の価値判断を含んだ言葉と、「常識」の…

大丈夫、なぜなら今日は残りの人生で一番最初の日だから。

15歳のとき。ある発表会のような場で、目の前にいる大人たちに向かって私は言い放った。 「私…

婚姻制度をボイコットしたい私と、お節介な人々と、私のnote

恋愛、結婚、出産...この社会には、はっきりとした「典型」というものがある。この「典型」は…

肉体に無関心なデジタルネイティブ世代と、性教育の必要性

私は20歳ごろまで、女性の下半身の穴の数を正確に知らなかった。 私は生まれたときからずっと…

草食?って言われると、もやっとする ~セクシャリティは”流行り”ではない~

「恋愛感情がない、他人に性的な欲求を抱かない、自分はそういうセクシュアリティだと思う」と…

外見を褒めることは暴力的ですらある

私は自分の顔が好きだ。客観的に見てどう評価される顔なのかはいまいち分からないけど。幸いな…

何に興奮するかは人によって違う。それが勉強でも、恋愛でもいいじゃない

「恋愛しないで何するの?」 恋愛至上主義が少し薄らいでいる令和の時代でも、まだこう聞かれることがある。自分の自由に使える時間を何に使うの?って。 私の心の中での答えは小学校時代から変わらない。「勉強!」 でも、心の中通りに答えると「つまんないやつ」「強がり」「がり勉かよ」って否定的に思われるって分かっているから、テキトーにその時好きなことを答える。「映画だよ」「カフェ巡りだよ」「散歩だよ」 (そもそも親しい友人たちは、こんな無用な質問をしてこない。私が人生のほとんどを

セクシャルマイノリティは、LGBTだけじゃない。

「セクシャルマイノリティー」というと「ああ、あのLGBTとかいうやつ?」という返しをされる …

「私はアセクシュアル"かもね"」って言う理由と悪魔

私は「私はアセクシュアルだ」と断言しない。 このアカウント名みたいに、「私はアセクシュア…

心地のよいハグが欲しい

一人暮らしの部屋で、自分の吐く息のせいで二酸化炭素の濃度が高い感じがして、ご飯を作る気力…

私の身体を性的に見ないで。

私は大概ぼんやりと生きている。自分に向けられる悪意にも鈍感だし、意地悪されてもだいぶ後に…

私は人間として欠けている?という悩みからの脱却

「人間として何かが欠けている」 と、面と向かって言われたことはないけれど、 「なんで恋人…

「誰が好き?」という問いと、私の二次性徴期

小学生のとき、私は「女子」として生きていた。 小学校高学年になって、私の周りには、いわゆ…

アセクシュアルの私が、お坊さんとシスターから学んだこと

人から性的な存在として見られることに辟易していた私は、一時期「どうしたら人から性的な存在として見られにくいか」についてばかり考えていた。 私は今結構自分が好きだ。センスが良くて、社交的で、性別分け隔てなく素敵な友人がいる、そんなところが好きだ。だからそういう自分の好きなところを、変えたくはなかった。つまり、あえてダサい恰好をするとか、人との交流を少なくするとか、異性愛者の同性の友人とだけ親しくするとかいう方法はとりたくなかった。どういう属性を付け加えれば、もっと生きやすくな