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ヘッジファンドに就職するには?(ポートフォリオ・マネジャーの場合)

成功すれば30代で年収1億円超えが見えるヘッジファンドのポートフォリオ・マネジャー職だ。どうすればそのポジションに就けるのか、気になる人も多いのではないだろうか。

具体的には、以下の2つのルートがいわゆる「王道」だ。

1:新卒で国内系運用会社の運用職に就く

ヘッジファンドというと、クオンツ系を想像する人もいるかもしれないが、必ずしもそうとは限らない。日本株の運用で実績を上げ、ヘッジファンドへ転身する人も多い。

これがブレることない、運用一筋のキャリアである。外資系の運用会社は、基本的に新卒採用を行わないので、運用一筋でヘッジファンドを狙いたい場合、最初から国内系運用会社を狙うのが王道だろう。

2:外銀のトレーディング部門に行く

もう1つのルートは、外銀のトレーディング部門に行ってトレーダーとなることだ。

ちなみに、Sさんは東大経済学部を卒業し、米国系投資銀行のデリバティブのトレーディング部門に就職した。そして数年後、別の米国系投資銀行に転職し、前職と同様にデリバティブのトレーディング業務に従事した。

ところが、その時にリーマンショックが発生し、なんとリストラされることになってしまった。

その際、たまたま現在の国内系ヘッジファンドに就職することとなり、新たな挑戦をすることになったのだが、その後の運用実績は良好。途中にギリシャショックとかいくつもの波はあったが、うまく潜り抜けて、5~6年もすると、1億円プレーヤーになることができた。

もっとも、外銀のトレーディング部門に新卒で採用されるのは超難関だ。そこに採用してもらえれば、ヘッジファンドに行かなくとも1億円プレーヤーは狙えるだろう。

ただ、外銀トレーダーからヘッジファンドというのは、わりとよくあるキャリアなので念頭に置いておくのも悪くない。

ヘッジファンドの世界を目指す「裏の攻略法」

ベンチャー起業での成功を除けば、年収1億円というと、外銀のフロント職位しか思い浮かばないのではないだろうか?

しかし、運用会社の世界でも十分に上は狙える。外資系運用会社やヘッジファンドが新卒採用を行わないから、知られていないだけなのだ。

ところが、就活生に国内系の運用会社を勧めてもあまりいい顔をされないことが多い。国内系の運用会社というのは、銀行、証券、保険の子会社で、給与水準も全般的に親会社の八掛けと低めだし、そして何よりも「就職偏差値」が低いからだ。

確かに、運用のプロフェッショナル、ヘッジファンドのポートフォリオ・マネジャーを目指して、国内系運用会社に行った場合、外資系の運用会社やヘッジファンドに転職できるまでの期間が長くて、つらい部分もあるかもしれない。

他方、国内系運用会社の場合、リテール営業のようなリスクがなく、ワークライフバランスは大変優れている。また、何といっても「ハイスぺ就活生」からすると、比較的、内定を得やすい(なお、ファンドマネジャー職採用は難関だ)。

このあたりは、人の価値観次第だが、ヘッジファンドの世界を目指してみたいと考えるならば、こういった選択肢もあるということを覚えておいてほしい。

<出典>
ワンキャリア

アセマネ業界への転職におすすめのエージェントと活用のコツはこちら。

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