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チャンピオンになる男は常識から逸脱している。



はじめに.

〝天下無双の稲妻ボーイ〟鈴木千裕選手の出版された『夢を叶える「稲妻メンタル」』を読み終えて印象に残った点をいくつかあげていきたいと思います。それはともかく、「シビレる人生、生きようぜ!」っていう帯コメント最高じゃないですか? まさに千裕って感じがして最高です。……ダメだな、作家志望なのに語彙力が低くなっちゃう。けど、千裕選手のことを語るなら文章力よりも熱い想いだよね。

1.有言実行!

千裕選手の代名詞ですよね。キックとMMAのチャンピオンになる。本を出版する。千裕選手は夢を語り、そして実現してきました。
~になりたいと口にするのは、ワクワクと同時に恐怖を呼び寄せるものであると思います。なぜならその夢が叶わなかったときの周りの反応を想像してしまうから。
確かに、夢は全部全部が叶うわけではないと思います。けど、叶えたいと誰よりも強く願わなければ決して叶うことはないです。
目標を常に口にし、周りからの追い込みで成功確率を上げる。
これはモチベーションを維持したり夢を見失わないために有効な手段だと思いました。
じゃあ早速僕も。
近い将来絶対作家になるんで、僕の記事をぜひ読んでください!

2.「なりたい」じゃなくて「なる!」

「なりたい」じゃなくて「なる」と宣言するという千裕選手の考え方もすごく心に響きました。振り返れば千裕選手は「なりたい」とは一度も言っていません。常に「絶対なる」と豪語していました。そしてキックとMMAの二刀流という夢を成し遂げ、否定的な外野を実績で黙らせてみせました。
夢を応援してくれる人がいれば、絶対できないと否定する人も必ずいます。そんな中で自分を迷わず信じる強いメンタルが、夢を叶えるためには必要なのでしょう。
まぁ夢を叶えればみんな手のひら返しをしてくるでしょうからね。その瞬間のスカッと感を求めて頑張るっていうのもひとつのモチベーションを維持する原動力になるかもしれません。最終的に夢が叶うのなら、原動力はどんな即物的なことだって醜い感情でもいいんじゃないかと僕は個人的に思っています。

3.たばこは吸ってもいい

はじめに否定しておきますが、たばこを肯定しているわけではありません。自分の中でたばこを吸うことで高い生産性が維持できるという確信があるなら、たばこを吸ってもいいのではないか。そう本著で千裕選手は述べています。
今は情報が蔓延する時代ですから、あれは身体にいいだの悪いだの、嘘か本当かわからない情報がたくさんあふれています。
故に、必要な情報を抜き出し、不必要な情報を間引く力が求められているように思います。
まぁたばこは絶対健康に悪いですけど、絶対にがんになるかって言われたらそうでもないし、それが生き甲斐で仕事のパフォーマンスが上がるというのなら、たばこも全然ありなんじゃないかなと思います。
僕はお酒もたばこもしませんけど、それも創作作品の質を上げたいから、という目標があってのことなので。
仮にお酒やたばこが作品の質の向上に直結するというのなら、僕は迷わず健康よりもお酒とたばこを優先したと思います。

4.成功したら天狗になれ

おもしろいですよね。すごい実績を出したら浮かれていい。すごくあたりまえのことのようで、多くの人は浮かれることを悪のように思っています。謙虚でいなきゃ。そんな日本人特有の美徳に縛られています。
けど、その実績を出すためにはすんげぇ努力があったはずなんです。だからしばらくは自分を褒めたたえていい。
千裕選手はRIZINチャンピオンになったとき、目に見えて浮かれていました。けど、僕はそんな千裕選手を鬱陶しいなぁとは思いませんでした。むしろもっと浮かれていいんだぞと思っていました。その裏側に、彼の血のにじむような努力があったことを知っていたからです。
人間は嫉妬深い生きものです。成功者を見て臍を曲げる人が必ず一定数います。
ほっとけばいいんですそんな人たちは。
結果の裏側にあるものが見えている人たちは、心血を注いで夢を叶えた成功者を必ず褒めたたえます。浮かれても気分を害すことはないはずです。
だから、ちょっとくらいは成功の余韻に浸りましょう。
そうしないと、血のにじむ努力をした割に合わないじゃないですか。

5.負けを認めろ

言い訳って便利です。あのときこうしていれば、ああだったら……挙げだしたらキリがありません。
けど、負けたって事実は変わらないんです。
であれば、負けました。ここがこうこう駄目だったので、次はここを改善していきたいと思います。はい、次! ……ってメンタルが大切だと千裕選手は仰っています。その通りだと思います。
負けを認めるのは勇気がいることです。悪いことをしたと認めるとか、失敗を認めるとか、人間って不思議なことに悪感情を抱くものは受け入れることを忌避しがちな傾向があるんです。
でもこれって、メンタルの弱さの現れなんですよね。
だから、認めましょう。
負けて負けて負けて負けて。でも最後に大勝利を収めれば解決じゃないですか。僕は常にそう思っています。自分は最終的に丸戸史明に並ぶ作家になって大成功すると確信しています。これはみんなに宣言しちゃってるんで、もう後戻りはできないですね。背水の陣ってヤツです。
話が逸れました。
負けを認めることは、メンタルを成長させることに直結します。言い訳をしない。それは難しいことだけど、それができるようになった先には稲妻メンタルを宿した貴方がいるはずです。

おわりに.

さくっと1000文字くらいで締めるつもりが、気づけば2000字を超えていました。本当はもっと書きたいことがたくさんあるんですけど、挙げたらキリがないんでこのあたりで締めさせていただきます。

興味本位で買った本著ですが、いざ読んでみたらタメになることがいくつも書かれていました。タイトルにも書いたのですが、千裕選手は常識から逸脱しています。けれど、間違ったことは言っていません。ほかの啓発本では触れられない斬新な捉え方の数々に、これは1500円払った価値があったなぁ、むしろ破格のお値段だなぁと、お世辞抜きに思いました。勝負どころに神はいないとか、食中毒を二日で完治させる方法とか、こんなの普通の啓発本には絶対書いてありませんよ。小見出しでちょっと笑っちゃいましたもん。

この感想が千裕選手本人の元に届くかはわかりませんが、最後は千裕選手へのメッセージで締めたいと思います。

正直、僕は千裕選手が二刀流を実現するとは思っていない側の人間でした。今ほど熱烈なファンでもありませんでした。
ですが、何度も試合を見る内に、決してブレない千裕選手を見る内に、僕はどんどん惹かれていきました。RIZINで組まれた試合スケジュールを見て、「おっ、千裕だんだん上になってるじゃん」と喜ぶ自分がいました。
華がない、性格が悪い。加えてファンからはママ活疑惑の非難の声も多数浴びせられ、それでも決して折れずに二刀流の夢を成し遂げた千裕選手は、最高にかっけぇMMAファイターです。人として、ひとりの人間として、僕は貴方を強く尊敬しています。ヒーローです。
千裕選手の稲妻が落ちるようなKO劇が大好きです。感情が先走って微妙に観客が置いてけぼりにされるマイクパフォーマンスが大好きです。
これからも、稲妻を日本だけでなく、世界各地に落としまくっちゃってください。
『夢を叶える「稲妻メンタル」』
まるで千裕選手が隣から語りかけているかのような、最高の一冊でした。
ありがとうございました!





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