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【知覚推理凹】スーパーでの買い物に時間がかかる

スキ、フォローをいただきまして、ありがとうございます。また、記事をご購入いただきました方にはこの場をお借り、改めて感謝申し上げます。

現状、筆者は「エビリファイ」を飲むことで、少し後回し癖や先延ばし癖が減ったように感じます。のどの渇きはやっぱりありますが。

今回は久しぶりにウェクスラー式知能検査(WAIS-IV)でわかったことについてのお話です。

知覚推理(知覚統合)が低いと何に影響する?

IQ91で、40も差がついていた筆者の知覚推理


筆者は、WAIS-IVの知覚推理(WAIS-III以前は知覚統合)に当たる部分のIQが91と低めでした。これは、最も高かったワーキングメモリーのIQ131と比べると-40もの値でした。

知覚推理の内容(詳しくはリンク先記事)

知覚推理とは、物や人を探し出す力


知覚推理とは、実験では図形を使ったもの、パズル的な問題が多かった部分の検査です。

これは、物や人を探すとき、その対象物や人物をどのようにして探し出すかというところに関係しています。この直感的な能力こそが知覚推理の部分なのかもしれません。

しかし、この知覚推理が低いと、探したい物や人をなかなか見つけ出せなかったりします。また、なくした物を見つけるときにも時間がかかります。

大量の品物から欲しい物を選ぶスーパーで知覚推理が低いと?


その典型的な事例が店での買い物です。私たちは普段、スーパーマーケットや100円ショップ、ドラッグストアなど、大量の品物があふれる場所から、欲しい物だけを選びだすという行為を何気なく行っています。この時に威力を発揮するのが知覚推理の部分です。

大きなスーパーマーケットだと、幾十万、幾百万種類の品物が棚に並んでいます。もちろん、すべての品物を選んで買うわけにはいきませんし、すべての階、商品列、棚を見回っていては時間がいくらあっても足りません。
そこで、私たちは、欲しい物が売られている階、列・棚だけを探し出し、その品物を買い物カゴに入れて、それを何回か繰り返して、レジへと支払いに行きます。

ところが、この知覚推理の値が低いと、探したい物や人をなかなか見つけ出せません。スーパーの入口やエスカレーター付近にある店内マップを探すのにすら時間がかかってしまいますし、その店内マップにすら細かい商品の種類の所在地までは載っていない場合もあります。

通い慣れているスーパーですら、直感的に探すのには時間がかかります。

スーパーマーケットの写真(イメージ、Wikipediaより)


ましてや、初めて行くスーパーだと、カゴに入れたい目当ての品物一つを探すのに、5分も10分も時間を費やしてしまうようなこともあります。

なかなか見つけられないのは視力の問題ではない

ちなみに、視力も良くはなく、裸眼で左0.2、右0.3程度(円錐角膜の影響もあり、乱視あり)ですが、眼鏡をかけて視力を矯正しても、やはりお目当ての品物を探すのに時間がかかってしまいます。つまり、なかなか見つけられないのは視力の問題ではないということもわかります。

買い物に思った以上に時間がかかってしまう自分にもどかしさを感じることもあります。

加えて、買い物は物を探しながら、店内を歩き回るというマルチタスク要素も絡んできます。

筆者のように知覚推理が苦手な方は、短時間で買い物を済ませたい時に、一度にたくさんのものを買おうとしたり、その場で商品を比較をして選ぶと、かなりの時間を費やすことになってしまいます。

知覚推理が低い自分なりの最善策

買いたい物は数点までに限る

そうはいっても、買い物は日常茶飯事の行動で、しないわけにはいきません。でも時間は有限。
買い物後にスケジュールが入っている場合は特に厳しいです。

そこで、あれもこれもまとめて買うのではなくて、最初から目当ての商品を数点までに絞って買い物するといいのかもしれません。

あとは、リアルの店よりもインターネット通販を利用すると探したいものが買いやすいと思います。最近は食料品スーパーでもネットスーパー(時間締め切りがあったり、手数料がかかってしまう会社がほとんどですが)を展開しているところもあります。
ネットスーパーのカテゴリー欄なら、リアル店舗で膨大な商品棚からお目当ての物を探し出すよりも速いと思います(品揃えや特価品の豊富さではリアル店舗にはかなわない場合も多いですが)。
目当ての品物が決まっている場合、買い物をあまり時間をかけずにサっと済ませたいというとき、そんな急に商品が必要ではないときはネットスーパーがおすすめかもしれません。

反対に、買い物に費やせる時間がたっぷりあって、お目当ての商品はわからないけど、実際に見て比較しながら買いたいという場合はリアル店舗での買い物がいいでしょう。

買い物を頼まれることがあったら、できるだけ自分ではない人に任せる


リアルで買い物の場合、定型発達の方と比べるとどうしても時間がかかってしまいます。やはり、ADHD傾向が強いとこれすらも難しいですが、できるだけ時間に余裕をもって行動するしかないです。

誰かから買い物を頼まれることがあって、その後に届けたり、待ち合わせをしたりするといったシチュエーションになりそうな場合、できるなら買い物は他の人に任せたいところです。

※トップの写真および記事内の写真はWikipedia英語版の「Supermarket」の
https://en.wikipedia.org/wiki/Supermarket)の記事より