【ネタバレ】紺青の拳の感想。【注意】

 大好きなものほど見たくない。期待を裏切られたくないから。ということで観に行くのを渋っていたわけだけれども、叔父さんが子守してくれるなら金を出そうと言うので、覚悟を決めまして。行きました。

 結論から申し上げますと、良かったです。

 ちょーーーっぴり腑に落ちない点もあったけれども、そこに目をつぶればいい映画だった。事前に既に観に行っていた友人Oからストーリーのネタバレは聞いていたので、キャラクターの動きだとか作画だとか、そういうものに集中して観ていた。1回目でストーリーの把握、2回目でキャラクターや作画を重視、というのが私の中の理想的な映画の観方です。苦学生なので、そんなことそうそうできそうもありませんが。。。なので事前に内容把握してたんや。

 11人目のときにゲスト声優にドン引きし(まあスポーツ選手だったので仕方ない)前回のキッド様の映画でもあれだったので今年のゲスト声優もあんまり期待していなかったけれど、いくさぶはすごかった。上手いからか犯人だったからか出番も多く、初っ端からウエイター(男)をおとしていた。河北ちゃんはすぐ死んでしまったけれど、英語の発音がよくて、可愛かった。ゼロシコも上戸彩ちゃん上手だったし、制作陣も上手い人をゲストに選んでいるのだろうか。

『途中から梶くんエレンに変貌する』

 とOから聞いていて意味がわからなかったけれど、やっと意味がわかった。駆逐系男子は顕在でしたよ、リシくん。

 婦女子仲間のOからはそういう視点での感想も聞き及んでいた。今回、映画に出演した工藤新一は全て黒羽快斗だったわけだけれども、黒羽快斗の選ぶ服装を注視すると、全て工藤新一の変装に似合っているわけでして。もう、おばさん萌え萌えですよ。

 キッド様がいくさぶの屋敷に侵入して、なんだかんだで京極さんと闘っているピンチのときのイキ顔とニヤリ、そしてめちゃめちゃ遠いとこからもはやソニックブーム的なのを発しながら飛んでくるサッカーボールとそれを拳で受け止める京極さんとぶつかり合ったときの衝撃波と。生身でのアクションに関しては今年の方がすごかった。特に京極さんは途中からドラゴンボールだった。観に行ってないけど多分ブロリーはあんな感じ(????)

 今年は予告詐欺はあんまりなかった気がする。血を吐くマーライオンはどうでもよさげだったし、予告で使ってしまったからか少々無理矢理な台詞だとか微妙にテンションの違う台詞もあったけれど、完成度としてはいい感じ。キッド様の映画があまり面白くないイメージは多分、向日葵から来ている。向日葵と比べて、今回はキッド様というよりも黒羽快斗みが強くて、ばかいと推しとしてはンっっっっっっといった感じでした。というか、一番キッドみがあるのは世紀末かな。他はけっこう黒羽快斗みが強い。

 主役ということもあって、京極さんの顔がよかった。個人的コナンイケメンランキング4位の男ということもあって、キュンキュンした。でもあんまり京極の女は出没しない気がする。だってもう、恋人がいるから。映画でもラブラブで、食事シーンで園子の言葉に「どこへでもお供します」(台詞うろ覚え)と返したところにキュン。服装といい、立ち姿といい(エミヤと一緒で背中で語る)、多くを語らず、イケメンなのに恋には奥手。ある意味あむぴとは対極というか。私は赤井さん派。私は背中で語る系男子が好きなようです。笑

 コナンくんは相変わらずの主人公力で、かっこかわいかった。キッド様と共闘している姿は未来の東都大学生工藤新一と黒羽快斗を思い描いてしまった。また二次創作の沼にハマりそう。3/4組の未来も見えてくる。

 まだ調べていないのだけれども、最後に出てきた中森警部の声は誰だったのだろう。長年務めていらっしゃった声優さんは亡くなられたし、誰が??これを書き終わったら調べますね。

 難破船のときもそうだったけれど、今回はちゃんと早い段階で蘭ねーちゃんはキッド様の変装を見抜いていたし、やっぱり愛の力は偉大だなあ、と。

 まーーーーー今回も江戸川コナン様の主人公力は素晴らしかった。去年は安コの安コによる安コのための映画という感じで、今年は快コの快コによる快コのための映画だった。こんな女でゴメンナサイ。エンディング後に赤井しゃんの声が響いたときはもうひょひょひょひょ。世良ちゃんが出てくれるといいな。あむぴは来年もお休みでもいいよ。笑

 青山作画がけっこう多かった気がする。実は青山先生が描かれるあむぴはあんまり好きではないけれど、京極さんは好きだ。あと、最後のコナンくんの「ずっと一緒にいたっての」(うろ覚え)もかっこよかった。それにしてもあのケース、めちゃめちゃ高性能だったけれども、いつもの怪盗道具みたいに博士が造ったてわけでは……ないよな? あははは。Twitterの情報にもあった、隠れ寺井ちゃんもばっちり目撃した。何やってたのかな。

 正直宝石の要素いらなかったなあ、とも思ったり。制作の方々も、毎度毎度ストーリー考えるの大変そう。京極さんが園子おんぶしだしたときはうっそーんって感じでした。まあ、アクション映画なのでね。

 主題歌も、古参の方々がごのごの言いそうなLDHで、私自身もどうかな、と思ったけれど、終わってみればとても合っていた。登坂広臣……お前ってやつは……

 そんなこんなで、歴代コナン映画トップスリーには及ばなかったけれど、7位くらいかな。また来年の金ローでじっくり眺めたいです。

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